こんにちは。ちょりママこと西山京子です。
日々のごはんに隠れた食育が少しずつ見えてきたところで、
スタート地点に戻ってみましょう。
いただきます。
ごちそうさま。
日々のごはんで考えることもなく自然と出てくる二つのあいさつ。
小さな頃からそれが当たり前すぎてこの言葉の意味を深く考えたことがないかもしれません。
ごはんの前に聞いてみました。
「いただきます」と「ごちそうさま」ともう一つ言うならなんだと思う?
その時点では答えが出てこなかった娘と息子。
「ありがとう」って付け加えてみたら?
何に「ありがとう」だと思う?と聞いてみました。
娘が「ママに作ってくれてありがとう!あとは、お野菜とか作ってくれた人にありがとう!」
何ともうれしい言葉ばかりですが(笑)
まだまだたくさんの「ありがとう」が詰まってるんだな。と思うのです。
まずは、
「いただきます」と「ごちそうさま」の由来から見てみましょう。
「いただきます」
神様にお供えしたものをいただくときや、
頭の高い位や高い方から「頂」(いただき・頭の上に)かかげたことから使われるようになりました。
頭にふっと出てきたのは、
昔話や時代劇などで頭の上に食品をのせてお辞儀とともに頂いてるシーンでしょうか。^^
「いただく」は「食べる」や「もらう」の謙譲語として使われるようになったのがはじまりです。
料理はもちろん、準備や食材を作ってくれた方々への感謝だけでなく、
食材そのものの命をいただき、自らの命にさせてもらう感謝の気持ちの言葉です。
「ごちそうさま」
昔は食材をそろえるのが大変でした。
客人に料理をふるまうために食材を探して「馳走」(奔走:あちこち駆け巡る、走り回る)することから言われ、
丁寧語の「御」をつけた「御馳走」にもてなす意味が含まれるようになりました。
大変な思いをして用意してくれた方への感謝を込めて「様」がつけられ、
日々のごはんで言う「ごちそうさま」につながるのです。
由来のお話をしたところで、
もっとも身近な日々のうちごはんではどうなんだろう?
子ども目線、大人目線で迫ってみましょう。
食材そのものにありがとう。
ごはんが作れることにありがとう。
ごはんがいただけることにありがとう。
ごはんを作ってくれてありがとう。
ごはんを食べてくれてありがとう。
一緒に食べれることにありがとう。
日々の食卓は「ありがとう」の要素のほうが多い気がしますね。
娘と息子への質問のあとに
「ありがとう」の言葉の意味を話すと大いに盛り上がりました。
「ほんとだー!たくさんあるね。まだまだあるかな~。」という9歳の娘。
「あのね、はーちゃんはありがとうっていうの。」という4歳の息子。
日々のごはんにはありがとうがたくさん詰まってます。
一人のごはんのときでも、
当たり前のことながら目の前にはごはんがあります。
一人だからこそ向き合うものは食品かもしれませんね。
時には
「いただきます」のごはんの最後に
「ありがとう」を加えるのもしっくりくるものです。
4つの「こしょく」とは。
「弧食」「固食」「個食」「小食」
私たちの日々のごはんで気付かぬうちに繋がっている隠れ食育です。
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