お弁当初心者さんに送る、基本のお弁当
さあさあ、やってまいりました3月! 泣いても笑っても年度末ですよ、奥様! 新年度からお弁当作りが始まる方も、なんなら春休み中の学童弁当、置き弁があるママパパも、みーんなまとめてこんにちは! どうも、お弁当作り初心者さんの駆け込み寺、アヤコです。
今回は、これからお弁当作りが始まるみなさまに、私なりの「お弁当作りの基本」をつらつらお話ししていけたらと思います。
アヤコ流!基本のお弁当作りルール
毎日のお弁当作りは、無理せずに続けられることが何より大切だと思っています。お弁当作りって、慣れてしまえばルーティン化できるのだけれど、コツをつかむまでがどうしても難しく感じるのですよね~。そんなあなたへ、覚えておくとお弁当作りがぐっとラクになる、アヤコ流のルールを書き出してみました。
【ルールその1】食べる人に合ったお弁当箱の大きさを把握する!
お弁当箱の大きさに迷ったときに覚えておくと良いのが、「そのお弁当で摂取したいカロリー=お弁当の容量」ということです。
もちろん個人差がありますが、お弁当箱のサイズの目安は、年少が280ml、年中が360ml、年長が450mlといわれています。小学生の場合は低学年が450〜600ml、高学年は600〜850ml。入園や入学してすぐは慣れない生活の中で食べるお弁当なので、時間内に食べ切れるよう、おかずの量は気持ち少なめにしておきましょう。
成人男性は850~900ml、成人女性は650mlの容量のものを、と覚えておくといいですよ。
【ルールその2】お弁当のおかずはバランス良く、シンプルに!
これまでずっとお弁当を作ってきて、バランスの良いお弁当とはお弁当箱の大きさに対してのボリュームの割合が「主食3:主菜1:副菜2」という結論にたどり着きました。
主食には体を動かすエネルギーとなる炭水化物、主菜には脂質やタンパク質が多いもの、副菜には食物繊維が豊富なおかずが理想です。
…と言ってはみたものの、最初は毎日作り続けることだけで大変ですよね。できるだけバランスを考えつつ、残り物や冷凍食品も大いに活用して、気軽にいきましょう!
そして、食べる人に喜んでもらいたいと凝ったおかずを作りたくなる気持ちもよくわかりますが、味付けも工程もシンプルなものを選ぶことが、毎日お弁当作りを続けるコツですよ。
【ルールその3】彩りは赤・黄・緑の3色をマスターせよ!
お弁当を作っていて大切だと痛感するのは、「彩り」です。やはり、茶色だけでは蓋を開けたときのワクワク感が激減。ひとつ華やかな色があるだけで、食欲倍増&美味しく見えるから不思議です。でも、彩り副菜は手間がかかりそう、とお思いのそこのあなた! 手の込んだものでなく、まずは食材を切って入れるだけでもいいのです。そして彩りには、まずは赤・黄・緑の3色だけ覚えてください! この3色でお弁当作りを乗り切れますよ。
●赤 → ミニトマト、かにかま、梅干し、タコさんウインナー
●黄 → 卵焼き、レモン
●緑 → ブロッコリー
ほかにもいろいろ思い浮かびますが、意外とピックやおかずカップなどでも彩りは作れるので、そういったお弁当グッズを準備しておくのもよいですね! 彩りや詰め方に関しては自分のセンスを信じて、楽しんでくださいね♪
そして、安全に作るということはお弁当作りの大前提なので、食中毒を防ぐために火の通りや衛生面には最善の注意を払っていきましょう!
初心者さんにおすすめのお弁当おかず
今回は、照り焼きチキン、だし巻き卵、にんじんとピーマンのおかか和え、マヨちくわとお弁当初心者にぜひ作っていただきたいおかずを盛り込んだお弁当になっています。覚えておくとこれから役に立つので、ぜひ試してみてくださいね!
【アヤコの時短ポイント】お肉の下処理をきちんと行う
お弁当初心者さんにおすすめなのが、この照り焼きチキン。皮はパリパリ、中はジューシーなチキンって、テンションが上がりますよね! 時短のポイントは、お肉の下処理。忙しい朝、鶏肉をそのままど~んと焼きたくもなりますが、余分な脂や皮を取り除き、厚い部分を観音開きにしてなるべく薄くします。このひと手間で、短時間でお肉に火が通りますよ。前日に下処理をすませておいて、朝は焼くだけにするともっとラクになりますね!
【アヤコの時短ポイント】にんじんはピーラーで薄くスライス
https://oceans-nadia.com/user/617932/recipe/469688
意外と火が通りにくいのがにんじん。ほかの食材には火が通ったのに、あれ? まだかたい…とまた加熱することってよくありますよね。そこで私はお弁当のにんじんは、ピーラーでスライスしたものをせん切りするようにしています。あっという間に火が通りますよ。
【アヤコの時短ポイント】ちくわを味方につける
https://oceans-nadia.com/user/617932/recipe/442892
お弁当のおかずで困ったとき、何度ちくわに助けてもらったことでしょう。ちくわそのままでもうま味たっぷりなので切って入れるだけでもいいのですが、マヨネーズと青のりを合わせるともうびっくりするほどの美味しさです。ちくわは、調味料をノールックで入れても失敗することのない、お弁当の救世主食材ですね。
そして、私はたいてい卵焼き、ゆで卵はお弁当箱の右側に詰めています。卵料理の住所を決めているのです。これを決めているだけでも、お弁当が詰めやすくなり、実はすごく時短になりますよ♪
「第24回のお弁当レシピはこちら」
●『皮パリパリの照り焼きチキン』
●『基本のだし巻き卵』
●『ピーマンとにんじんのおかかきんぴら【ごはんが進む】【作り置き』
●『毎日でも作りたい!マヨちくわ』
●『ゆでブロッコリー』
このお弁当を作っている動画もぜひ見てくださいね~! こちらです♪
まだまだ、お伝えしたいことはありますが、とにもかくにも気負わず、毎日楽しく作れると良いですよね。これから先も続いていくお弁当作り、一緒にがんばりましょうね!
それではまた来月、お会いしましょう!
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