お弁当作りがラクになる!無理なく続く!「基本のお弁当」
さあ2024年も残りわずかとなりました。みなさま、今年はどんな1年だったでしょうか? 残りの時間も、悔いのないように駆け抜けましょう!
さて、この連載「必殺!アヤコの10分弁当」も約3年執筆させていただきましたが、なななななんと今回で最終回になります。やだよ~! もっと読みたいよ~! と泣いてくれたあなた、ありがとうよ…。でももう終わるんや…(本当に終わるんかい)!
3年前の今ごろNadiaで料理家デビューさせていただき、いろいろなお仕事や経験、勉強をさせていただきました。まさにこの連載も、私の料理家人生のスタートとしていただいた大切なお仕事でした。
あれから3年経ち、あのとき小さな小さな子どもだった我が家の三兄弟の末っ子も、来春から小学生になります。私も3年前からは少しは料理家として成長できているかな? いや、まだまだ伸びしろあるな! と、自分を鼓舞しています。
そんな私が最後に送るこの連載のテーマは、ずばり! 「基本のお弁当」です!
お弁当作りが苦で私を知っていただいた方も多いと思います。お弁当作りって朝早くからまだまだ眠い目をこすりながらおかずを考えて、キッチンを汚しながらも完成させたと思ったらすぐに子どもの朝ご飯の時間で…と、毎日続けるには結構ハードなんですよね。
子どもの栄養のことを考えたら手作りのお弁当がやはり良いと思います。が、忙しい私たち、続けることが何より大変なんですよね。
子どもの学童弁当や幼稚園弁当、高校生弁当、スポーツ弁当…、必要に迫られてお弁当を作り始めなければいけないママさんも多いです。需要があるのに明確な答えが見つかりにくいのがお弁当なのです。
毎日レパートリーは変えなきゃいけないの? 副菜は何品作るべき? 生で入れても良いおかずはあるの? そもそも量はどのくらい入れるべき? 冷ます時間は? こう! という決まりがない分、悩みが尽きないのがお弁当。
考えることに疲れてしまって、お弁当作りが苦痛になっている方も多いと思います。
初心者&ベテランも必見!無理せず続くお弁当のコツ
がんばってお弁当作りに励むみなさんが疲れてしまわないよう、私が作り続けてつかんだ、無理なくお弁当を作り続けるコツをお伝えしたいと思います。ぜひ、参考にしてください。
【コツその1】レパートリーは少なくて良い!
まず、レパートリーは多くなくて良いと思ってます。もちろん多いに越したことはないのですが、子どもは好きなおかずだったら毎日でも飽きずに食べてくれるもの。忙しい朝に無理して新しいレシピに挑戦する必要はありません。腐敗の心配さえクリアすれば前日の残り物もOKですよ。
【コツその2】副菜は1品でOK!
副菜はたくさんあればうれしもいのですが、朝から何品も作るのはなかなか大変ですよね。私はメイン1品、副菜(緑の野菜など1品)、卵料理1品の計3品を目安に考えています。もちろん作り置きがあれば品数が増える日もありますし、冷凍食品で簡単に1品ですませる日もあります。アスリートジュニアのお弁当などは例外としても、普段のお弁当であればシンプルなお弁当で良いと思います。
【コツその3】食の安全性を意識する!
お弁当は基本的に時間が経ってから食べるものなので、食材が傷まないようにするのが鉄則です。生のちくわやハムは、お弁当では避けたほうが良いと思っています。基本的に私はおかずは全部加熱したものを入れています。冷蔵保存していた残り物はしっかり加熱し、冷ましてからお弁当箱に詰めてくださいね! 腐敗の原因になる菌の繁殖は主に20~45℃とのことです。夏場は特に気を付けましょう!
【コツその4】食べきれる量を把握する!
お弁当の量も悩みますよね! 食べられる量は個人差があるので食べきれる量で作りましょう。ちなみにお弁当に関しては食べさせたいカロリー=お弁当の容量と考えると良いですよ! 例えば食べ盛りの高校生男子だと一日の摂取カロリーは2800キロカロリーといわれてますので、3食で割って1食約900キロカロリーです。お弁当箱の容量はそのくらいのサイズを選ぶと良いでしょう。
また、幼児弁当に悩むママも多いですが、まずは子ども自身が完食することの喜びを知るのが大事です。あれもこれも入れたくなりますが、本人の好物を入れてジャストの量で良いと思います。
アヤコのお弁当作りのコツが詰まった「基本のお弁当」
あああ、お弁当のことになるとまだまだ話足りない…。お弁当箱の種類や、イベント弁当の乗り切り方まで話したくなりますが、そろそろ文字数がオーバーしそうなのでこの辺にしておきます笑。
上記の話をふまえて、今回の基本のお弁当レシピは、スパイシーマヨチキン、もやしとピーマンのナムル、さつまいもの甘々、卵焼き、ちくわの磯部揚げです。
【アヤコの時短ポイント】朝は焼くだけのメインおかず!
https://oceans-nadia.com/user/617932/recipe/493839
朝はひたすらに忙しい! なので、朝は焼くだけのメインおかずが重宝します。鶏もも肉は前日に食べやすい大きさにカットしてポリ袋に入れ、マヨネーズをもみ込んで冷蔵庫に入れておきます。マヨネーズには肉をやわらかく、ジューシーに仕上げる効果があるので、美味しくなりますよ。朝はお肉を焼いてから塩・こしょうなどで味を調えてください。
【アヤコの時短ポイント】炒めている間のレンチン&ノールック味付け副菜!
https://oceans-nadia.com/user/617932/recipe/493927
メインおかずを炒めている間に副菜を作ります。電子レンジを活用して、調味料で和えるだけの、この連載でおなじみのアヤコのノールックレシピです。余熱で火を通すのが、べっちゃりせず美味しく仕上がるコツです。あたたかいうちに調味料を入れて、よく混ぜましょう!
最終回のお弁当レシピはこちら
●『スパイシーマヨチキン【マヨネーズで漬けて焼くだけ】』
●『もやしピーマンのレンチンナムル【コツをおさえておいしく】』
●『さつまいもの甘々』
●『ちくわの磯部揚げ』
●『たまご焼き』
今回は基本のお弁当動画をYouTubeでも配信していますよ。ぜひご覧ください。
どれも簡単で、気負いなく作れるレシピです。ぜひ、毎日のお弁当作りのヒントになればうれしいです。
そして私の新たなチャレンジの一つ、YouTube【ayakitchen channel】登録も、どうぞよろしくお願いいたします。
また、「だしなでしこ」という和風出汁パックを発売しました。味のバランスを重視し、かつお節、昆布、しいたけ、焼きあご、煮干しの国産風味原料に、体にうれしいごぼうも配合しています。こちらもぜひチェックいただけるとうれしいです。
最後の最後に宣伝ばかりになってしまいましたが、駆け出し料理家の私のコラムを3年間も読んでくださり本当にありがとうございました。少しでもみなさんのお弁当作りに役立てていたならこれ幸いです。これからもNadia Artistとしてレシピを発信していきますので、引き続きアヤコとNadiaをよろしくお願いします。
これまで本当にありがとうございました! 明日のあなたが笑顔でお弁当作りに向き合えますように!
これまでの連載はこちら!