献立を決める際に心がけていることは、まず一つめに、肉、豆腐、魚など複数の食材からたんぱく質を摂ること、そして二つめに、お酢などのクエン酸を取り入れて疲労回復を促進することです。この二つのポイントを押さえることで、自然と栄養バランスが整い、吸収も良くなります。 また炒める、煮る、焼くなど調理法を替えることで、少ない品数でも満足感のある、充実した食卓になります。
1日目
鶏もも肉のこっくり煮物ですが梅干しで酸味も加わります。副菜にはサッと水切りした豆腐の炒め煮で、とても満足感のある2品です。 湯を沸かして豆腐を水切りしながら鶏肉の下ごしらえをし、鶏肉を煮ている間に、豆腐と小松菜の準備をして、最後にサッと炒めます。
2日目
チャンプルーで豆腐、豚肉、卵と3種類のたんぱく源があるので、副菜はお漬物をあわせました。 塩麹漬けは作ってすぐでも美味しいですが、できれば前もって作っておけば、より味がなじみます。オリーブオイルとりんご酢で洋風、ごま油と米酢で和風になりす。 1日目と同様に木綿豆腐を水切りしますが、このチャンプルーでは豆腐を崩さずに角切りし、豚肉と合わせるのでしっかり豆腐のボリューム感が出ます。
3日目
季節の変わりめでまだ寒い日に、しょうがと豚肉、葉野菜の入った栄養たっぷりのあったかスープです。 小松菜以外にも、白菜やねぎ、にらなどを入れていただくと、さらにパワーアップします。 スープを煮ている間に、ちくわの甘酢炒めにとりかかります。
4日目
鶏ひき肉とれんこんを使ったあっさりハンバーグなので、ごぼう天のこっくりした煮物でボリュームをとりました。 肉だねの準備をしておき、小松菜とごぼう天を煮ている間に、にらバーグを焼いて仕上げます。クエン酸をプラスするために、にらバーグにはレモンなどの柑橘果汁を添えてください。
5日目
青魚や大豆など、たくさん食べてほしいヘルシーな食材は、洋風にしてテンションをあげてもらいます。 根菜のハニーマスタード煮込みは、野菜を切る手間が少しかかりますが、作り置きにも便利ですので、時間の余裕がある時に是非お作りいただきたいおそうざいです。
Yukiyo
スポーツを頑張る子供たちへの食でのサポートで、栄養バランスを考えた献立を長年作ってきました。 今では栄養バランスは外さず、家族の笑顔が増えるような華やかで心躍る食卓を心掛けています。 そのために日々の献立だけでなく、まだ見たこともない国内外の食材や調味料を探求し、世界の美味しい料理をおうちでも簡単にできるレシピを考案しています。 お料理好きな皆様には旅行気分で楽しみながら、料理にまだ慣れていない方にも上手にお作りいただけるよう、丁寧でわかりやすいレシピを目指して書いています。 レシピを通して、料理を作る楽しさ、そして美味しさを共有させていただければ、光栄です。 大阪市在住