牡蠣が好きな実家の両親に、リクエストされて作るものを、レシピに起こしました。 牡蠣が余り好きではない娘も「これは食べたい」と言ってくれます。 グラタンと言うと、ホワイトソースを作ったり、色々炒めたりと、手順も使う調理器具も多くなりがちですが、このグラタンは、何なら、ほうれん草を茹でるところからフライパン1つで作れるので、洗い物も少ないです。 先に牡蠣を焼いているので、じゅわっと旨味溢れる牡蠣をグラタンで楽しめます。 カリカリに焼けたパン粉とチーズの下の、優しい味のホワイトソースと牡蠣の旨味を堪能して下さい。
ホワイトソースを作る時、粉がフライパンに残った状態だと、粉っぽく、また、ダマになりやすいので、玉ねぎに絡めるようにして、全体がしっとりするように炒めてください。 焦げそうだと思ったら、火を弱めてくださいね。
ほうれん草はゆでてから食べやすい大きさに切り分けて、耐熱皿に敷きます。 牡蠣は、大根おろしで洗うか、小麦粉、片栗粉など、粒子の細かい粉を適量加えて揉みこんで洗うと、汚れを粉が吸着してくれてキレイになります。 オーブンのグリル機能を使って焼く場合は、予熱しておいてくださいね。
洗って水気を切った牡蠣に薄力粉大さじ1をはたいて、オリーブオイルを敷いたフライパンで両面をかりっと焼いて、ほうれん草の上に乗せます。
フライパンは焦げていなければそのままで。バターを溶かして、弱めの中火で薄切りにした玉ねぎを炒めます。 玉ねぎがしんなりしてきたら、大さじ1の薄力粉を加えて粉気が無くなるまで炒めます。
玉ねぎと薄力粉がなじんできたら、牛乳を3回程に分けて加えながら、玉ねぎに絡むように混ぜます。 この時、焦げるのが怖いと思ったら、火を弱めて下さい。
牛乳を全て加えて、全体がもったりしたら、塩で味を調えて、焼いた牡蠣の上にかけます。
とけるチーズとパン粉を上に散らしたら、グリルかトースター、又は魚焼きグリルで約5~8分、チーズが溶けてパン粉が色づくまで加熱します。 熱々を頂いてください。
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サクライチエリ
タイで8年間、料理教室コーディネーター、料理教室主宰、お料理コラム執筆等のお仕事をしてきました。 日本帰国後は、自宅キッチンで「心と体が軽くなる」超本場級タイ料理教室を主宰し、ハーブの癒しと人の和を広める活動や、子供向けおやつ教室などの活動を行っています。 日本各地の美味しいい食材を使ったアジア料理のレシピ開発なども得意。 Nadiaでは、タイ料理の基本である「フライパン1つでぱぱっと作れる」ラクチン料理や、普段の食卓に気軽に取り入れられる「ちょこっとエスニック」、アレルギー対応可の、ゆるゆるアジアンスイーツ等のレシピを発信していきます。