下味の工夫でもも肉が驚くほど柔らか。 パセリのニオイや苦味がかなり和らぎます。 パセリは栄養価が非常に高く、鶏のくさみも消してくれます。 下準備を事前にしておけば、おしゃれなメインが10分で。
もも肉は砂糖を加えた片栗粉水を揉み込むので、水分が保持されとても柔らかく仕上がります。 パセリはバター風味で炒めることで、独特のニオイや苦味はほとんど消え、とても食べやすくなり、鶏の臭みも消してくれます。
鶏もも肉は余分な皮と黄色い脂を取り除き、一口大に切る。 ポリ袋などに入れてAをもみこみ、15分以上おく。 (出来れば半日以上おくと、より柔らかくなるので、前日夜か当日朝にやっておくと良い)
かぼちゃは一口大に切り、耐熱皿に入れてラップをかけ、レンジ600wで約3分加熱し柔らかくする。 (レンジ加熱の間に手順2をすすめると効率が良い。)
テフロン加工など焦げ付かないフライパンを温め、下ごしらえした鶏肉を、皮の面を下にして並べる。蓋をして中火で約4分焼く。 ※最後にバターを使うので、お肉は油を使わず焼いてカロリーダウン。
2の間に、玉ねぎを薄切りにし、舞茸をほぐす。 鶏肉をひっくり返して端っこに寄せ、空いたところで玉ねぎと舞茸を炒める。 4〜5分焼き、火が通ったら1のかぼちゃも加える。
太い茎を除き、荒く刻んだパセリを加えてさっと炒め、Bを全体にからめる。 味を見て、塩こしょうで味を整えたら出来上がり。 (あれば、ピンクペッパーを散らすとよりオシャレに)
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河埜 玲子
医師・料理家・キッズ食育マスタートレーナー
医師・料理家・日本キッズ食育協会医学アドバイザー・キッズ食育マスタートレーナー。11歳の娘を持つ医師。 「家庭のキッチンで出来る病気予防」をテーマに、忙しくても実現可能な簡単・美味しい健康レシピを提案。食の観点から予防医学を家庭に広げていきたいと思っている。 また、子どものうちに正しい食の知識を身につけることが、将来の健康に非常に重要だということから、子どもの食育を広げる活動も行っている。 子育てをしながら仕事を続ける自らの経験をもとに、 忙しくても、子どもに栄養満点で手作りのお料理を食べさせてあげたいという願いを叶える、栄養バランスが取れる時短・作り置きレシピを発信。 著書 「医師が教える 一品で栄養バランスが取れるレシピ」(SBクリエイティブ)。