和のおもてなしにピッタリ!白菜のミルフィーユ漬けを作ってみよう
白菜のミルフィーユ漬けとは、白菜の間に昆布やスモークサーモンなどを層になるように挟んで作るお漬物です。
ミルフィーユというと、パイ生地やカルタードクリームを何層にもなるように重ねたケーキのことを思い浮かべる方も多いと思いますが、白菜のミルフィーユ漬けもそのようにして作ります。
見た目が美しく、数日間保存が可能なので、これからの季節だと年末年始のおもてなしや、お正月のお料理にもピッタリではないでしょうか。
白菜のミルフィーユ漬けに挟む食材に決まりはないので、お好みの食材を挟んでかまいませんが、おすすめの食材をいくつかご紹介しますね。
まず、スモークサーモンや生ハムなどは、香りがお漬物全体に広がるのでいろいろな味や食感が一度に楽しめますし、見た目も豪華になりますよ。
より美味しく仕上げるには、うま味が出る昆布や香りが良い柚子などのかんきつ類もおすすめです。また、大葉や小松菜など色味が濃い野菜は彩りを添えてくれます。
特別な道具は不要!スモークサーモンのミルフィーユ漬けの作り方
今回は、スモークサーモンを使った白菜のミルフィーユ漬けを作ってみました。漬物容器がなくてもできる手軽なレシピを写真付きでご紹介します!
【材料】
白菜(中)…4枚
昆布(12×5cm)…2枚
スモークサーモン…4~6切れ
小松菜(葉の部分)…4枚
へべすの輪切・ゆず皮などのかんきつ類…少量
塩…小さじ2
みりん…大さじ1
酢…小さじ2
醤油…小さじ1
【作り方】
1.まず同じサイズの保存容器を2つ用意します。今回は、1つの容器に重いものを入れて重石代わりにし、もう1つの容器に重ねて漬けていきます。
(今回は1500ml入るサイズのものにしました。)
2.水分を抜いて味がしっかり染み込むよう、先に白菜だけを漬けます。白菜は準備した容器の大きさに合わせて3等分してください。後で水気を絞りやすいように、ポリ袋を容器の内側に広げてから、軸と葉先をまんべんなく重ねて間に塩をふります。
3.ポリ袋の空気をぬき、重石用の容器をのせます。重さが均一になるように、重ねる容器の中央部に重石を置きます。重石がない場合は、容器に水を入れるか、何か重いものをのせてください。
4.冷蔵庫に入れて一晩経つと、白菜から水分が出て、写真のように重石用の容器が沈んでいます。ポリ袋を利用して、白菜の水気を絞ってください。
(ポリ袋は捨てずに水分だけ捨ててください。)
5.ここから白菜の間に具材を挟んでいきます。今回使用した具材はこちら。昆布は薄いもので構いません。
白菜の軸の部分はカットする時にずれやすくなるので、白菜の軸と葉をセットにして、昆布・小松菜・スモークサーモンと交互に重ねていきます。
カットすることを考えて、なるべく中心部分に隙間ができないように食材を重ねてください。
かんきつ類は最後でも構いませんし、間に挟んでも構いません。
6.最後に上からみりん・酢・醤油をかけて、ポリ袋の空気を抜いて再び重石用の容器をのせ、冷蔵庫で一晩漬けます。
7.ずれないように包丁でカットして、皿に盛り付けます。
冷蔵庫で3日ほど保存可能ですが、挟む具材によって変わるので、スモークサーモンや生ハムなどの賞味期限に気を付けてなるべく早めにお召し上がりくださいね。
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『白菜のミルフィーユ漬け』
白菜の水分を出すのに半日、ほかの具材と重ねてさらに半日漬けるミルフィーユ漬け。食卓に並べられるようになるまで1日以上必要ですが、ただ食材を重ねただけなのでそんなに手間はかかっていないのに、カットした断面が美しく、食卓が華やかになること間違いなし!
また、いろいろな野菜の味や、昆布のうま味、かんきつ類やスモークサーモンの香りなどが楽しめて、どんなお酒にも合いますよ。この年末年始、ぜひ作ってみてくださいね。
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