レーズンたっぷり!レーズンミニ食パン
小さなパウンド型を使って作る『ミニ食パン。』今回はここにレーズンを入れて、レーズンミニ食パンを作ります。最後にレーズンを生地に混ぜ込む工程があるだけで、生地の作り方は基本の丸パンと一緒です。あとはこれを食パン成形していきます。
今回使う型は、小さなパウンド型。7×16×6cmサイズです。これなら、よく作る丸パンと同じ粉の量200gで作れるので、ちょうどいいサイズなんです。
レーズンミニ食パンの作り方
【材料(7×16×6cmパウンド型1台分)】
強力粉 200g
A砂糖 15g
Aドライイースト 3g
水 120~130g
塩 4g
バター(無塩) 15g
レーズン 80g
【作り方】
材料は、基本の丸パンと同様で、ここにレーズンをプラスするだけ。こねる工程は基本の丸パンと同様に作りますが、こねあがりの最後にレーズンを生地に混ぜ込んでいきます。
●基本の丸パンのレシピはこちら
『基本の丸パン。』
1.材料を準備する。
・大きいボウル(ボウルA)に強力粉の半量とAを入れます。イーストは糖分を栄養にして発酵するので砂糖の隣に入れましょう。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの強力粉と塩、無塩バターを入れます。
・レーズンは製菓・パン用のオイルコーティングのないものを使ってください。
・水は人肌くらいに温めたものを使います。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。
3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返します。無塩バターが生地になじむまでは伸ばしを繰り返して、その後は叩きも加えながらこねます。ベタついてデコボコしていた生地が、手にベタつかず表面が滑らかになるまでこねます。
4.レーズンを混ぜる。
こね上がった生地を正方形に手でのばし、上にレーズンを広げて軽く押し付けます。手前からくるくると巻き、縦にしてまた手前から巻きます。
5.一次発酵をする。
生地をこねるときと同様に手でのばしてから手前から巻くことを数回繰り返します。レーズンが全体に均一にいきわたったら丸めてとじ目を下にしてボウルに入れてラップをし、暖かいところで一次発酵します。
6.分割する。
発酵後の成形はいくつか作り方がありますが、今回はミニ食パンと同じ山型の食パンを作ります。一次発酵が終わったら生地を台に出して3等分して丸め、かたく絞った濡れふきんをかけて10分寝かせます。(ベンチタイム)
7.成形する。
生地をひとつ取り出し、横の長さがパウンド型の横の長さの2倍程度になるような長方形に伸ばします。きれいな四角形でなくても大丈夫です。
両脇を折りたたんで三つ折りにしたら手前からふんわりと巻き、巻き終わりを下にしておきます。これを3つの生地で同様に成形します。
8.二次発酵させる。
型にしっかりと有塩バター(分量外)を塗り、巻いた渦巻き模様が側面に並んで見えるように生地を3つ並べて入れます。型を少し縦に傾けながら入れると入れやすいですよ。生地を入れたら表面を上から手で押さえて生地を平らにならしましょう。暖かいところで乾燥させないように30~40分おいて二次発酵させます。
時間はあくまで目安です。発酵終了の見極めは生地の高さ。このサイズの型だと、型の入口高さまで膨らんできたら発酵終了です。
9.焼成する。
190℃に予熱したオーブンで12~15分焼きます。焼きあがったら底を軽くたたいてショックを与えてから型から外して網にのせて冷まします。型に入っている部分の生地にもほんのりと焼き色がつく程度まで焼いてくださいね。
同じ方法でレーズンをくるみに替えて作ると、くるみパンにもなります。
食パンのアレンジをいろいろと試してみてくださいね。
●このレシピをお気に入り保存する
『レーズンミニ食パン。』
シンプルな食パン生地にレーズンのほんのりとした優しい甘さが加わり、ほっとする美味しさです。ぜひ作ってみてください。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活