おうちでもお店のようなカツ丼が作れる!
甘辛い煮汁が染みたサクサクのとんかつを、とろりと卵でとじた「カツ丼」は、子どもから大人まで人気の和食メニューのひとつですよね。
今回ご紹介するのは、そんな人気のカツ丼の基本の作り方。カツの揚げ方や卵をとろっと仕上げるポイントなどをおさえれば、ご家庭でもお店のような美味しいカツ丼を作ることができます。
また、とんかつを煮る甘辛いたれも大切なポイント。ご飯がすすむようなほどよい味のバランスにもこだわってみました。ぜひ試してみてくださいね!
とろっと卵が絶品!基本のカツ丼の作り方
【材料(2人分)】
豚ロース肉 2枚(1枚約120g)
塩、こしょう 各少々
薄力粉 適量
溶き卵 1/2個分
パン粉 適量
Aだし汁 160ml
A醤油、みりん 各大さじ2
A砂糖 小さじ2
玉ねぎ 1/4個(50g)
卵 4個
ご飯(温かいもの) 茶碗2杯分(300g)
【作り方】
<下準備>
豚ロース肉は脂肪と肉の間の筋を8か所ほど切ります。豚肉の反りを防ぎ、きれいな形で揚げることができます。
1.【豚肉に衣をつける】
豚肉の両面に軽く塩、こしょうをします。薄力粉を薄くまんべんなくまぶし、溶き卵、パン粉の順につけます。
2.【とんかつを揚げる】
180℃の油に豚肉を入れ、1分ほど触らずに揚げます。豚肉を裏返してさらに50秒ほど揚げ、良い揚げ色がついたら取り出し、網の上で油をしっかりと切っておきます。
揚げたとんかつを切ってみると、中は少しピンク色。カツ丼用のとんかつは揚げすぎてしまうと、たれで煮たときに肉がかたくなる原因になります。180℃の油で衣はサクッと、中は完全に火が通る一歩手前の状態で揚げることにより、肉がかたくならずにより美味しく仕上げることができますよ。
揚げ終えたとんかつは、食べやすい大きさに切り分けておきます。
●基本のとんかつの揚げ方はこちら
3.【1人分ずつカツ丼を仕上げていく】
ボウルに卵(2個分)を割り入れ、ゆるめに溶きます。また、玉ねぎは薄く切っておきます。
【ポイント】
卵はゆるめに溶いて卵白のコシを残しておくことで、とろっとした半熟に仕上げやすくなります。
4.【とんかつを卵でとじる】
小さめのフライパンに玉ねぎの半量と【A】の半量を入れて中火にかけます。この時点で、器にご飯(温かいもの)をよそっておきましょう。煮立ってきたらとんかつを並べ、ゆるめに溶いた卵をまわしかけます。
【ポイント】
たれ(煮汁)は少し濃い目の味つけの方が、とんかつによくなじみ、ご飯もすすみますよ。煮汁を煮詰めすぎないように、煮立ったらすぐにカツを入れて、卵をまわしかけてくださいね。
5.【卵をとろりと仕上げる】
蓋をして、ときどきフライパンを揺すりながら、中火で20〜30秒ほど煮ます。卵の半熟部分がまだ残っている状態で火を止め、蓋も取ります。
蓋をして煮る時間は目安です。卵への火の入り具合を確認しながら、お好みのとろとろ加減で火を止めてくださいね。火を止めてもそのまま蓋をしておくと余熱で卵が固まってしまいますので、同時に蓋を取ることも忘れないようにしてくださいね。
6.【盛り付け】
器にカツを盛り付けます。同様にもう1人分作ります。
今回はとんかつ作りからスタートしましたが、時間がないときなど、もっと手軽に作りたいときは市販のとんかつ(お総菜)を活用すると簡単です!
とんかつが冷たい場合は、トースターや電子レンジで軽く温めてから切り分け、さっとたれで煮て卵をまわしかけてくださいね。
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『我が家の基本のカツ丼』#絶品#とんかつの作り方
卵でとじるときは透明の蓋を使用すると、卵の火入れ具合がわかりやすいのでおすすめですよ。ご家庭でひと手間かけて作るカツ丼は、美味しさもひとしお。普段の食卓だけでなく、お弁当にもおすすめです。ポイントをおさえてぜひ作ってみてくださいね。
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