大人も子どももみんな大好き!シンプルで美味しい牛丼
数ある丼の中でも常にトップクラスの人気を誇る牛丼。特に男性からの支持は絶大です。さっと煮てご飯にかけるだけのシンプル調理だからこそ、実力差が出るお料理。テキストに載っていないような何気ないコツをしっかりおさえて、みんなに自慢したくなる一品にしてみましょう。
牛丼作りの最初の迷いは、お肉選びではないでしょうか。牛丼はそもそも手軽に食べる料理ですから、高価な霜降り肉ではなく切り落としやこま切れで十分。適度に脂身の入ったものを選ぶと、柔らかくて脂の甘みも感じられる仕上がりになります。脂身の少ない赤身は硬くなりやすいので、お肉を煮込む時間を短くしましょう。
一緒に煮る野菜の定番はタマネギ。定番となるには理由があると言うとおり、甘みと水分を適度に補完し煮汁をしっかり吸い込んでくれるタマネギは、まさに最適のパートナーです。
さらにおすすめしたいのが、しらたき。すき焼きや鍋をする時に「肉をしらたきと一緒に煮ると硬くなる」とよく言われますが、実はこれは誤解なんです。しらたきやコンニャクの有無による、肉の硬さや煮汁の変化はほとんどないのだとか。タマネギ同様、煮汁をしっかり吸い込んでくれるしらたきは、牛丼の具にもピッタリなんです。
柔らかに炊いた牛肉はもちろん、お肉のうま味が溶け出した煮汁をたっぷり吸いこんだしらたきとタマネギがたまらなく美味しい牛丼。お肉多めに盛り付けてあげたからね~なんて言いながら、むしろ美味しいところを独り占めして楽しみたくなるレシピをご紹介します!
パパッとできてお財布にも優しい!しらたきとタマネギが美味しい基本の牛丼の作り方
【材料(2人分)】
牛肉(ばら切り落とし)…150~200g
しらたき…1パック(100g)
タマネギ…1/2個(約100g)
ショウガ…1片(約10g)
A 水…150ml
A 醤油…大さじ2
A みりん…大さじ2
A 砂糖…大さじ1
ごはん…2人分
紅生姜…適宜
【作り方】
1.タマネギは繊維に沿って縦に細切りに、ショウガは皮をむいてせん切りにします。牛肉は大きければ食べやすい大きさにカットします。
2.鍋に材料A(水 150ml、醤油 大さじ2、みりん 大さじ2、砂糖 大さじ1)を合わせ、ショウガ・タマネギ・しらたきを入れて中火で加熱。蓋はせず、ときどき混ぜながら10分ほど煮ます。
3.10分経つと下の写真のようになります。タマネギがしんなり柔らかくなりほんのり色づいてきたら、牛肉を加えて軽くほぐします。アクが浮いてきたらすくい、弱火にします。
4.蓋はせず、さらに5分ほど煮て牛肉に火を通します。タマネギ・しらたきも色づいて、煮汁をしっかり含んでいるのが一目でわかるようになります。
5.ごはんの上にたっぷりのせ、紅生姜を添えて七味唐辛子をかければできあがり。牛肉のうま味が溶け出した煮汁もたっぷりかけて召し上がれ。
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『しらたきが美味しい「基本の牛丼」』
高価なお肉を使ったり時間をかけたりしなくても美味しくできる牛丼をご紹介しました。何かと忙しい年末ですから、より簡単手軽に作りたい時は、めんつゆやすき焼きのたれを使って調味の手間を省いてしまうのも良いでしょう。牛肉を豚肉に換え、ピーマンやシソを加えた「豚丼」もおすすめですよ。
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