
豚肉スライスと玉ねぎを使ったシンプルな生姜焼き風の炒め物です♪ 「炒める」といっても、あまり食材を触らずに中火で加熱することで、焦げにくく食感のよい仕上がりを目指します。 玉ねぎを切ることで活性化する「アリシン」と呼ばれる栄養素は、豚肉に含まれるビタミンB1の働きを助け、体の熱産生や疲労回復の促進に繋げます。 熱に弱い性質があるので、玉ねぎを加熱する時は極力アリシンの流出を防ぐために油で炒めると効果的です。 豚肉と玉ねぎの栄養をおいしく摂るために、調理を工夫しながら進めましょう♪ (【ポイント】でも詳しく解説しています♪)
生姜は洗って皮ごとすりおろす。

ボウルにA 清酒大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ2とすりおろした生姜を入れ、混ぜ合わせておく。

玉ねぎは縦半分に切り、0.5㎝の厚さで繊維に直角に切る。

豚肩ロース薄切り肉は幅1㎝に切り、加熱しやすいようにほぐして広げておく。

フライパンに米油を入れて中火にかけ、切った豚肉をフライパン全体に広げるようにして入れる。肉の色が変わりはじめ、ほんのりと赤みが残る程度で上下を返し、寄せてスペースを空ける。

空いたところに玉ねぎを入れ、フライパンの油を絡めるように混ぜ合わせたあと、広げて2分加熱する。玉ねぎの上下を返すようにひと混ぜし、さらに1~2分加熱する。 注)この時、豚肉も玉ねぎも焦げないよう様子を見ながら火力を調整しながら加熱を続けてください。

全体をひと混ぜして豚肉と玉ねぎを馴染ませる。豚肉にしっかりと火が通っていることを確認してから、砂糖を振り入れる。 ポイント)〔工程2〕で予め砂糖を加えてもよいのですが、溶けきらずにボウルに残ることがあるので、直接加えています。

強火にし、〔工程2〕でつくっておいたタレを回しかけて手早く全体を炒め合わせ、広げて1分ほど加熱する。

皿に付け合わせの野菜と共に盛り付けて完成。
「炒める」と聞くと、強い火力でフライパンをガシガシと振って料理を仕上げていくイメージを持つ方も多いと思います。お店で出てくるようなプロ級の炒め物を家庭で仕上げるには少し難易度が高いこと、また強火で加熱しながら沢山食材をかき混ぜてしまうと、余分な水分が出やすくなったり、熱に弱い栄養素の損失も大きくなります。 食材が焦げにくい火加減で極力触らない炒め方をすることで、食感もよく、栄養素のキープも期待できます。 〔栄養と調理のポイント〕 ・豚肉に含まれるビタミンB1は、水に溶けやすく熱やアルカリに弱い性質があるため、調理による損失が30~50%出てしまいます。今回は調理の難易度を下げるために工程を省いたのですが、切った豚肉に薄力粉や片栗粉を大さじ1/2程度まぶしてからフライパンで炒めるようにすると、ビタミンB1の流失をある程度防ぐことが出来ます。また、粉類を加えて炒めることでタレが絡みやすく、仕上がりも艶がありトロッとするのでお勧めですよ♪ ・玉ねぎに含まれる辛味のもとは、硫化アリルというイオウを含む化合物です。空気に触れるとアリシンという成分に変化し、どちらも抗酸化作用や抗血栓作用が期待できます。また、アリシンはビタミンB1と一緒に摂取するとさらにアリチアミンという成分に変化して、ビタミンB1の吸収を促進し、体の熱産生や疲労回復促進に繋げる役割を果たします。アリシンを活性化させ、より多く体に取り入れるには、玉ねぎの「切り方」が大切になってきます。 玉ねぎは頭からおしりにかけて縦に繊維が走っていて、これが骨格となり玉ねぎの形をつくっています。細胞は縦長で繊維に沿って並んでいるので、繊維に対して直角に切ることでより多くの細胞が切断され、空気に晒されます。つまり、今回のようにアリシンの活性を期待したい場合は、「玉ねぎは繊維に直角に切る」ことがお勧めです^^ さらに、アリシンの活性は空気に触れてから10分がピークとなり、それ以降は別の成分に変わっていきます。 安全性を考慮し、レシピでは材料を全て切り終えてから炒めるようにしていますが、慣れている方は〔工程5〕で豚肉に火を通している傍ら玉ねぎを切るのもいいでしょう。 怪我や火傷をしないよう、焦らない程度に手際よく作ってぜひ出来立てを頬張ってみてくださいね^^
レシピID:511475
更新日:2026/03/12
投稿日:2025/10/06