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タイ料理の中でも日本人に大人気のカオマンガイを炊飯器で手軽に作れるレシピを考案しました。 鶏の旨みをたっぷりと味わえる、夏にぴったりな一皿です。 日本米でも作れますがジャスミンライスの香りが美味しさのポイントなので是非試してみてください。
鶏の皮と脂身から出た脂で炒めることで風味豊かに仕上がります。 炒めるときに少し押し付けて搾るような感じにすると脂が出やすいです。
乾燥唐辛子を水に漬ける。
鶏もも肉は余分な皮と脂を取り除く。厚みのある部分は切り開いて火が通りやすくする。 ※取り除いた部分も使うので捨てないでください。
生姜、にんにくは薄切りにする。 ねぎの緑色の部分、パクチーの根は泥が付いていたらよく洗う。 ※生姜は後で取り出すので大きめに切っておくと見つけやすいです。
フライパンに1で切り取った皮と脂を入れ弱火で炒める。 じわじわと脂が出てきたら取り出し、2の生姜とにんにくを加え炒める。
ジャスミンライスを洗わずにそのまま加え炒める。 全体に脂が絡まりお米の色が透き通ってきたら火を止める。
炊飯器の内釜に4を入れ平らにならし、ねぎの緑色の部分、パクチーの根、A 鶏ガラスープの素小さじ2、塩小さじ1/3、きび砂糖小さじ1/2を入れて2合の目盛りまで水を加える。 鶏もも肉を上に乗せ炊飯する。
炊いている間にタレを作る。 生姜とにんにくとパクチーの茎はハンドブレンダーで撹拌しやすい大きさに切る。 水につけて柔らかくなった乾燥唐辛子の種を抜き、粗みじん切りにする。
B 生姜15g、にんにく1/2片、味噌30g、ナンプラー大さじ2、酢大さじ2、きび砂糖大さじ1、パクチーの茎5gを全てハンドブレンダー(またはミキサー)で攪拌しなめらかにする。刻んだ乾燥唐辛子を加える。 ※道具がない場合は野菜を細かいみじん切りにして調味料と合わせればOKです。 ※唐辛子を加えるとかなり辛くなるので苦手な方は量を調節したり、食べる時に入れたい人だけ自分で加えると良いです。
お米が炊き上がったら鶏もも肉を取り出し1センチ幅に切る。 ねぎの緑色の部分やパクチーの根、生姜を取り除きごはんの上下を返すように混ぜる。 ※にんにくは柔らかくなっているのでお米と一緒に食べられます。
お皿にごはん、鶏もも肉を盛り付け、タレ、斜切りにしたきゅうり、パクチーを添える。
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両角舞
タイ料理研究家・フードコーディネーター
料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディネーターに転身。企業のレシピ開発や撮影スタイリングを多数手がける。 CX系めざましテレビのコーディネーターを5年間務めた他、タイ各地でのレストラン立ち上げに関わりメニュー考案、調理に携わる。現地での経験を活かし料理教室や料理イベントを主催。 2012年ELLE a tableフードバトルのグランドチャンピオン。漢方スタイリストの視点から作る薬膳も得意とする。