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    • 公開日2021/08/25
    • 更新日2021/08/25

    本当に美味しいバナナケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.220

    バナナの甘~い香りが口いっぱいに広がり、どこか懐かしさを感じる味わいの「バナナケーキ」。季節を問わずお手頃な価格のバナナは日々のおやつ作りにもぴったりです。今回はしっとりした食感のバナナケーキの作り方を丁寧にご紹介します。難しい工程はなく、どんどん混ぜて焼くだけなので簡単! ぜひ作ってみてくださいね。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいバナナケーキ|何度も作りたい定番レシピVol.220

     

    優しい甘さに癒される♪バナナケーキ

    バナナの甘~い香りがほわんと広がるバナナケーキ。どこか懐かしさを感じるなじみある味わいのおやつですよね。バナナは季節問わず安定した価格で手に入りやすいので日々のおやつ作りにもぴったりな食材です。

    今回ご紹介するのは、パウンドケーキの生地を基本にしたバターリッチなタイプです。口いっぱいに広がるバナナの香りとしっとりした食感で、バターの風味も感じられるちょっと贅沢な味わい。どんどん混ぜていくだけで難しい工程はないので、気軽に作ってみてください。

     

    最大のポイントはバナナからの合図!

    美味しいバナナケーキ最大のポイントはよく熟れた美味しいバナナを使うこと。皮に現れる黒いポツポツは「シュガースポット」と呼ばれ、バナナが熟した目印です。甘みが強く、芳醇な香りになりそのまま食べるのはもちろん、バナナケーキにするのにもこのタイミングで使うのが一番美味しいと思います。
    バナナが「甘くなりましたよ!」の合図を出したらさっそくバナナたっぷりの美味しいケーキを作ってみましょう。

     

    基本のバナナケーキの作り方

     

    【材料(6人分※パウンド型1台分17×7×6)】

    バナナ 120g
    レモン果汁 小さじ1
    バター(食塩不使用) 100g
    砂糖 80g
    卵 1個
    薄力粉 120g
    ベーキングパウダー 小さじ1/2

     

    【作り方】

    【下準備】
    ・型に型紙を敷きこむ。
    ・オーブンを170℃に予熱しておく。
    ・バター、卵を常温に戻す。
    ・薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。

    1.やわらかくしたバターに砂糖を加え、白っぽくふんわりするまで混ぜる。

    【ポイント】
    バターはほとんど抵抗なくホイッパーで混ぜられるくらいにやわらかくし、空気を含ませやすくします。ただしやわらかすぎると空気を含まずふんわりしないのでやわらかくなりすぎないように注意してください。レンジでやわらかくする場合は特に、溶かさないように気を付けてください。

    2.溶いた卵を3回に分けて少しずつ加え、その都度よく混ぜる。

    【ポイント】
    卵は冷たいとバターが締まるので、常温に戻したものを使います。一度に加えるとバターとなじみにくいので、少しずつ加えてなじませていきます。

    3.合わせてふるった薄力粉とベーキングパウダーを加えて混ぜる。

    【ポイント】
    ここからゴムベラに持ち替えて生地を練らないようにします。
    ベーキングパウダーは新しいもの(保存状態の良いもの)を使います。古いものや湿気を含んだものでは膨らみが悪くなり、もっちりと重い食感になりくちどけも悪くなります。

    4.バナナをフォークでつぶしてレモン果汁を加え、生地に混ぜる。

    【ポイント】
    バナナはシュガースポットが出た熟れたものを使います。熟れすぎてしまうと水分が多く生地になじみにくくなるので熟れすぎる前に使ってくださいね。

    5.粉気が完全になくなりふんわりするまで混ぜたら、型紙を敷いた型に生地を入れて表面をならす。170℃のオーブンで45分ほど焼く。

    【ポイント】
    焼き時間やオーブンの温度はお持ちのオーブンによって調節が必要なことがあります。焼き始めて10分ほどたったころに先を濡らしたナイフで中央に切れ込みを入れると、割れ目がきれいにできます。

    ●焼き上がりの目安

    生地の割れ目の部分にも焼き色がついてきて、中央の一番高くなったところを押さえてみて生地に弾力が出ているかどうかで判断します。また、竹串などを刺してみて生っぽい生地がくっついてこないかどうかで判断する方法もあります。
    型の材質によっては側面に焼き色が付きづらいことや、焼き時間が長くなることがあります。

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    しっとりリッチな♪基本のバナナケーキ

     

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    キャラメルマーブルバナナケーキ

    バナナと相性の良いキャラメルを加えた贅沢な味わいのキャラメルマーブルバナナケーキもおすすめです。

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    キャラメルマーブルバナナケーキ

     

    バナナブレッド

    見た目はバナナケーキそっくりですが、マフィンやパンケーキなどに近いクイックブレッドと呼ばれる朝食や軽食向けの軽めのバナナケーキもあります。バナナの割合が多く、バターは少なめでもっちりした食感です。

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    バナナブレッド


    季節問わず安定した価格で手に入るバナナはなじみのある味わいで手軽なおやつにぴったり。バターをたっぷり使ったちょっとリッチなバナナケーキは、おやつやおもてなしのティータイムを豊かな気持ちにさせてくれます。どんどん混ぜていく簡単な作り方なのでぜひ作ってみてください。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら



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    六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。

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