2層になっていて難しそうに見えるかもしれませんが、ヨーグルトムースもラズベリームースもゼラチンを加えたベースに生クリームを合わせるだけなので、意外と簡単にできます。さっぱりしたヨーグルトと甘酸っぱいラズベリーの相性も良く、見た目にも色鮮やかでかわいいので是非おもてなしなどにも作ってみてください。
ベースとなるゼラチンを加えた後のヨーグルトやラズベリーは冷やしてとろみをつけた状態で生クリームを加えるのがポイントです。また加える生クリームを泡立てる前によく冷やしておいて下さい。(35%は冷やしていないと泡立ちにくいです) デコレーションに使用する生クリームは35%の物だと絞り出すのが難しいので、40~42%程度の物推奨です。
A 粉ゼラチン3g、ヨーグルト120g、グラニュー糖30g、レモン果汁5g、牛乳15g、生クリーム(35%)80g*ヨーグルトムース* 粉ゼラチンを水小さじ2(分量外)に振り入れてふやかす。
ヨーグルトにグラニュー糖を加えて混ぜる。 ふやかしたゼラチンに牛乳を加え電子レンジ600wに10~15秒かけて溶かし、ヨーグルトの一部を加えて混ぜてからヨーグルトのボールに加えて混ぜ合わせる。 底を氷水に当てて冷やしとろみをつける。
生クリームは別のボールでゆるく泡立て、表面にホイッパーの跡がつく程度の固さにする。ホイッパーを持ち上げても生クリームをすくえるほどの固さはなく角も立たない。
ヨーグルトのボールへ立てた生クリームの半量を加えてざっと混ぜ、残りの生クリームもすべて加えて混ぜる。 容器の半分くらいの高さまで流し入れて冷やし固める。
B 粉ゼラチン3g、冷凍ラズベリー180g、グラニュー糖➀30g、グラニュー糖➁20g、レモン果汁5g、生クリーム(35%)120g*ラズベリームース* 粉ゼラチンを小さじ2(分量外)の水に振り入れてふやかす。 ラズベリーとグラニュー糖➀は電子レンジ600wに7分かけてから裏ごしして100g計量する。
生クリーム(35%)は別のボールでゆるく泡立てる。(工程3と同じ。)
ラズベリーのボールへ立てた生クリームの半量を加えてざっと混ぜ、残りも加えて混ぜる。 固まったヨーグルトムースの上にそっと流し入れて冷やし固める。
C 生クリーム(40%)70g、グラニュー糖③5g、冷凍ラズベリーやブルーベリー適量*デコレーション* 生クリーム(40%)にグラニュー糖を加えて角が立つまで泡立て口金を付けた絞り袋に入れて絞り出す。 冷凍ラズベリーなど数粒を飾り、あればハーブを飾る。
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。