「さつま芋を裏ごしする」っていう言葉に拒否感を覚えるのは私だけではないはず。裏ごしするって、なかなかやる気マックスの時じゃないとしんどい。お芋掘りのでっかいさつま芋を誇らしげに持ち帰って、「スイートポテトにして!」って、かわいい顔して簡単に言うんじゃないよ!って何度思ったことか。 おせちの準備は大変。だから裏ごしの手間だけ省いておきました。 ちゃんと裏ごししてこそ!って方は裏ごしレシピもあります。
さつま芋にお砂糖を入れて練ったあと、いい感じの固さでも冷めると芋ようかんのように固まることがあるので、そんなときは栗甘露煮の瓶の中のシロップを足して固さを調節すればOKです。
アクを抜いた水は捨て、新たにかぶるくらいの水、クチナシの実を入れて強めの中火にかける。
自然にさつま芋が崩れてボロボロになってくるくらいまで茹でる。
クチナシの実を湯をざっと捨て(少し残ってるくらいで良い)鍋の中でつぶす。お玉とかスプーンとかなんか使って。
熱々のうちに砂糖を入れて混ぜる。
栗甘露煮を飾り用に数粒残して残りを入れて混ぜる。 冷めて固くなったら、甘露煮のシロップを入れて混ぜ、固さを調節する。
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。