レシピサイトNadia
    • 公開日2016/10/01
    • 更新日2016/10/01

    秋の味覚!食卓に欠かせないきのこ5種

    秋の味覚であるきのこ。きのこと言っても、しいたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、えのきなど様々な種類があります。今回はきのこの栄養や特徴などを紹介します。

    このコラムをお気に入りに保存

    5

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    秋の味覚!食卓に欠かせないきのこ5種

     

    きのこは菌類

    そもそも、「きのこって何?」「野菜なの?」という声もあると思います。

    きのこは野菜ではありません、菌類なんです。自然界には様々なきのこが存在し、その数は1万種以上とも言われています。

    私達が普段よく食べている、えのきやぶなしめじなどは天然ではなく栽培されているものです。

     

    低カロリーで食物繊維豊富なきのこ

    ほとんどのきのこに共通して言えるのは、低カロリーで食物繊維やビタミンDが豊富ということです。ダイエット中の方や、便秘がちな方には積極的に食べていただきたい食品です。

    また、きのこは理想的な食事とも言われる「まごわやさしい」食(豆・ごま・わかめ<海藻>・野菜・魚・しいたけ<きのこ>・いもを使う食事)にも入っています。

     

    食卓に欠かせないきのこ5種

    えのき、ぶなしめじ、エリンギ、しいたけ、まいたけ…これら5種類のきのこは、栽培量が多く安く手に入れることができるため、毎日の食卓にも取り入れやすいと思います。

     

    きのこの代表。えのき

    日本で一番多く栽培されているきのこはえのきです。

    ふだん私達が食べている栽培されたえのきは、実は野生のえのきとは見た目が全く違います。野生のえのきは茶色く大きく育つので、栽培されたえのきと野生のえのきを並べられても同じきのことは思えないくらいなのです。えのきに光を当てずに育て、改良されたものがふだん口にしている白くて細長いえのきなのです。

    えのきは冷凍したり干したりするとうま味が凝縮されておいしくなります。すぐに食べないときは、このどちらかの方法で保存するのがオススメです。

     

    えのきを追う人気。ぶなしめじ。

    一言で「しめじ」と言っても、しめじには「ほんしめじ」と「ぶなしめじ」があります。

    お店で売られているしめじのほとんどはぶなしめじで、ほんしめじは天然のしめじなのでなかなか手に入りません。

    しめじはえのきと比べて、火を通してもクタッとなりにくく、様々な料理に使うことができます。

    ぶなしめじはえのき同様に安価で年中手に入れることができるため、とても人気のあるきのこです。最近よく売られている白いぶなしめじは、日本で開発されたものです。

     

    イタリアンやフレンチに。エリンギ

    エリンギはヨーロッパやロシアなどが原産のきのこで、フランス料理やイタリア料理によく使われます。日本では1990年台に入ってから栽培され、一気に広まりました。

    エリンギは香りではなく食感を楽しむきのこで、アワビなどの食感に似ていると言われます。きのこの香りが苦手でも、エリンギなら食べられるということがあるかもしれません。

     

    うま味成分たっぷり。しいたけ

    えのき・ぶなしめじ・エリンギはほとんどが栽培されたものですが、しいたけは天然のものもお店で売られています。

    しいたけには、グアニル酸といううま味成分が含まれていて、他のきのこと比べてうま味が強いのが特徴です。干ししいたけにすることで、さらにうま味や栄養が凝縮されます。

     

    ビタミンB群が豊富。まいたけ

    まいたけは、天ぷらや煮もの、フライや炒め物など、和風でも洋風でも様々な料理に合うきのこです。

    他のきのこと比べて、ビタミンB1やビタミンB2が豊富に含まれます。これらのビタミンは脂質や糖質の代謝に欠かせない栄養素です。

     

    きのこたっぷりレシピ

    きのこをたっぷり使った秋に食べたいレシピを紹介します。

     

    きのこごはん

    材料(2合分)
    米・・・2合
    ぶなしめじ・・・1/3パック
    えのき・・・1/3パック
    まいたけ・・・1/3パック
    しいたけ・・・3枚
    エリンギ・・・1/2本
    白だし・・・大さじ2
    醤油・・・大さじ1
    みりん・・・大さじ1
    酒・・・大さじ1
    三つ葉・・・適量

    下準備
    ぶなしめじ、えのき、まいたけの石づきをとり、食べやすい大きさに切る。しいたけは石づきをとり、スライスに切る。
    エリンギは半分に切り、スライスに切る。
    三つ葉を2cm幅に切る。

    作り方
    ① 米を洗い、炊飯器に入れて規定量の水を入れ、30分ほどおく。
    ② ①にきのこと調味量を入れて炊く。
    ③ 茶碗に盛り、三つ葉をかざる。

    詳しいレシピはこちら
    『きのこごはん』
    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/143221

     

    きのこのマリネ

    材料(2人分)
    えのき・・・1/2パック
    ぶなしめじ・・・1/2パック
    マイタケ・・・1/4パック
    エリンギ・・・1/2本
    白ワインビネガー・・・大さじ1
    はちみつ・・・大さじ1
    オリーブオイル・・・大さじ1
    塩・・・小さじ1/4
    ブラックペッパー・・・少々
    パセリ・・・少々

    下準備
    えのき、ぶなしめじ、まいたけは、石づきをとり手でほぐす。
    エリンギは半分に切り、スライスに切る。

    作り方
    ① 耐熱ボウルに、えのき、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギを入れラップをし、電子レンジ600wで2分加熱する。
    ② ①に白ワインビネガー、はちみつ、オリーブオイル、塩を入れて和える。
    ③ 器に盛り付け、ブラックペッパーとパセリをふる。

    詳しいレシピはこちら
    『きのこのマリネ』
    https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/143222

     

    きのこを毎日の食卓に。

    きのこはどんな料理にも使えるので、常に冷蔵庫に入れておきたいところ。

    秋は天然のきのこもお店に並ぶので、この機会に普段は食べないきのこを食べてみてはいかがでしょうか?




    キーワード

    このコラムをお気に入りに保存

    5

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    Nadia編集部おすすめコラム

    関連コラム

    「エリンギ」の基礎

    「しいたけ」の基礎

    「きのこ」の基礎

    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
    • Artist

    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History