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    • 公開日2021/05/24
    • 更新日2021/05/24

    本当に美味しいずんだ餅|何度も作りたい定番レシピVol.202

    枝豆を使ったおやつといえば「ずんだ餅」。枝豆本来の味が楽しめる、シンプルで素朴な美味しさが人気です。今回はずんだ餅の作り方を丁寧にご紹介。ずんだ餡はお餅と絡める以外にもいろいろな使い方ができますので、こちらも試してみてくださいね。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいずんだ餅|何度も作りたい定番レシピVol.202

     

    南東北の郷土菓子「ずんだ餅」

    夏が近づき、お店では枝豆を見かけるようになりました。枝豆を使ったスイーツといえば、真っ先にずんだ餅が思い浮かぶのではないでしょうか?

    ずんだ餅の材料は枝豆とお餅と砂糖と塩だけ。とてもシンプルで素朴ながらその奥深い美味しさに毎年手作りする方も多いと思います。今回は、絶対食べたくなる! 本当に美味しいずんだ餅の作り方をご紹介します。枝豆本来の美味しさにハマってしまうこと間違いなしですよ。

    今では全国的に有名になったずんだ餅ですが、もともとは南東北でよく食べられていた郷土菓子。一説では戦国武将の伊達政宗も食べたと言われるほど歴史のあるものなんです。今なお愛される人気スイーツがそんなに昔から食べられていたなんて驚きですね。

    ずんだ餅はシンプルなだけに素材の味がダイレクトに出ますので、枝豆はぜひ新鮮なものを選びましょう。香りや甘みが強いものを選ぶとより美味しく仕上がります。

     

    基本のずんだ餅の作り方

     

    【材料(5人分)】

    枝豆(さやつき) 250g
    A上白糖 50g
    A塩 ふたつまみ
    A水 大さじ2
    切り餅 5個

     

    【作り方】

    【下準備】
    枝豆は流水で洗い、塩大さじ1(分量外)をふりかけ両手でよくすりこんでおきます。
    塩もみすることでほんのりと枝豆に塩味がついて、うま味や甘みが引き出されるのでぜひ行ってくださいね。

    1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら枝豆を少しやわらかめにゆでます。(4~5分)
    ざるにあげて湯きりし、色止めのためさっと流水を上からかけます。長く流水に当ててしまうと美味しさや香りが抜けてしまうので気を付けましょう!

    2.枝豆のさやから豆を取りだし、さらに薄皮も除きます。(枝豆250gでだいたい正味130gになります)
    すりこぎでつぶし、Aを加えてさらによく混ぜます。

    すり鉢がなければフードプロセッサーやハンドブレンダーでも良いです。

    3.切り餅は半分の大きさに切ります。鍋に湯を沸かして、やわらかくなるまで切り餅をゆで、水分をしっかり切ってから2のずんだ餡にからめます。

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    ずんだ餅。


    市販のずんだ餅は冷たいものがほとんどですが、おすすめはできたてをそのままで! ほんのり温かいおかげで枝豆の香りが立ち上って一層風味が豊かに感じられます。

    ずんだ餅の和え衣となるずんだ餡はバターと一緒にトーストに塗ったり、お菓子作りのパイやプリンなどに展開しても絶品! ずんだ餡のその存在感のある風味は、和菓子だけでなく洋菓子にもとっても合うんです。

    枝豆はこれから夏、秋に向けてどんどん美味しくなっていきます。手間暇の大変さを忘れるくらいの美味しいずんだ餅をぜひ味わってみてくださいね。


    これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら

     

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    ・余ったお餅をもっと美味しく!簡単アレンジでお餅スイーツ
    ・【バター風味に夢中!】秋田のおやつ「バター餅」を作ってみよう。

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    このコラムを書いたArtist

    がまざわ たかこ
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    がまざわ たかこ

    料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。

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