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    • 公開日2016/09/18
    • 更新日2016/09/18

    秋のご当地レシピ とろける里芋がおいしい 芋煮を作ろう!

    東北の秋の恒例行事『芋煮会』をご存知ですか?芋煮文化に慣れ親しんだ人にとっては、一大イベント、なくてはならない食文化と言っても過言ではありません!今回はその『芋煮会』の魅力、おいしい作り方をご紹介します。

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    秋のご当地レシピ とろける里芋がおいしい 芋煮を作ろう!

     

    その楽しさにハマる!?芋煮会ってどんな会?

    ​芋煮とはメインとなる里芋やお肉、その他様々な具材が入ったお鍋のこと。職場や気の合った仲間たちと秋空の下、一緒に鍋を作りおいしく食べて楽しむ、それが『芋煮会』です。河原や屋外で実施するというのが最大の特徴です。外で食べるご飯って特別おいしく感じますよね。普段と違うちょっと不便な環境で、みんなで協力して作る芋煮の味は格別なんです!

    ​毎年このシーズンにはスーパーやコンビニに薪や着火剤がズラーリ!!食材の芋煮セット、鍋の貸し出しまでしているんです。学校では『芋煮遠足』や『鍋っこ遠足』として年中行事に組み込まれているほど。『芋煮』に対して並々ならぬやる気を感じてしまいますね!女子と男子、子供と大人、それぞれ役割分担を決めたら、さあ『芋煮』の開始です!!

     

    ところ変われば品変わる 芋煮の違いを比較​

    ひと口に芋煮と言っても、その構成には違いがあります。山形の芋煮の特徴は、一部エリアを除いては基本的に牛肉・醤油仕立てで作られることが多いそう。秋田では鶏肉・醤油仕立て、宮城は豚肉・味噌仕立てというようにエリアによって味付けや食材が微妙に違うのも魅力の一つです。その土地の特産品や、味の好みに地域性が出ているようで、とても興味深いところです。では早速3つのレシピの紹介です。

     

    ​山形風いも煮

    材料
    里芋 200g
    牛バラ肉 100g
    長ねぎ 1/2本
    ごぼう 1/4本
    しらたき 50g
    まいたけ 50g
    醤油 50ml
    砂糖 大さじ2
    酒 大さじ2
    水 600ml
    昆布 5cm1枚

    【作り方】

    下準備として里芋をむいたら、分量外の塩をまぶして流水で洗い、ぬめりを取ってから下茹でします。

    ①鍋に分量の水と出汁となる昆布を入れて少し置いておきます。その間に具材の下ごしらえをしましょう。

    ②ごぼうはささがきにして水にさらします。まいたけは食べやすくほぐして、長ねぎは斜め切りにします。しらたき、牛肉は食べやすい大きさに切っておきます。

    ③①の鍋にごぼう、里芋を入れ火にかけます。里芋が柔らかく煮えたら、昆布を取り出してしらたき、まいたけ、牛肉を加え調味料で味付けします。仕上げに長ねぎを加えてサッと煮たらでき上がりです。

    牛肉のうまみが溶け込んだ甘じょっぱい汁は何とも言えないおいしさです。新米もパクパク進んじゃいますよ。

    詳しいレシピはこちらをどうぞ。
    https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/142836

     

    まだまだある!全国各地の芋煮

     

    宮城風いも煮。

    ​何種類もの野菜が入った具だくさんの芋煮です。仙台味噌を使ってコクうまな仕上がりです。〆にうどんを入れたり、カレーにしたりアレンジするのも楽しみのひとつです。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/142835

     

    秋田の芋のこ汁

    https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/142834

    ​東北の一部のエリアでは里芋のことを「芋のこ」と呼びます。里芋の親芋のまわりに育つ小さな芋を小芋や孫芋と呼んで、芋のこ汁によく使います。小芋や孫芋は柔らかくてとろけるようにおいしいんです!見かけたらぜひ試してみて下さいね。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/142834

    いかがでしたでしょうか。里芋は今が旬でおいしい時期。東北の風物詩である芋煮をみなさんもぜひ体験して、芋煮のおいしさを味わって下さいね。

     

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    このコラムを書いたArtist

    がまざわ たかこ
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    がまざわ たかこ

    料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。

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