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    • 公開日2017/12/30
    • 更新日2017/12/30

    新年を元気に迎えよう!年越しそばの由来と大晦日に食べたいそばレシピ

    大晦日に食べる習慣のある、「年越しそば」。年越しそばを大晦日に食べるようになった理由や、食べるタイミングなどをおすすめのレシピとともにご紹介します!

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    新年を元気に迎えよう!年越しそばの由来と大晦日に食べたいそばレシピ

     

    どうして年越しそばを食べるようになったの?

    大晦日に食べる定番料理といえば「年越しそば」。

    そもそも、大晦日にそばを食べるようになったのは、江戸時代中期から。ちなみに、日本の麺=そば、イメージがありますが、実はうどんの方が歴史が長いんです。

    年越しそばは「つごもりそば」「長寿そば」「福そば」「運気そば」などいろいろ呼び名があります。その中でも「みそかそば」とも呼ばれるように、月末にそばを食べる「三十日(みそか)そば」の習慣が昔からありました。大晦日のみに食べる風習が残った、とも言われています。

     

    大晦日に年越しそばを食べる5つの由来

    大晦日にそばを食べるようになった理由についても、諸説あります。

    1. 長寿の象徴、家運上昇
    細く長く伸びるそばは、長寿の象徴、家運が上向くイメージがありました。「細く長く、来年も幸せを『そば』からかきいれる」意味から食べられるようになったと言われています。

    2. 苦労を断ち切る
    そばは切れやすいという特徴から、「縁切りそば」とも呼ばれ、さまざまな苦労を断ち切って、運が上向くようにすると言われています。

    3. お金を集める
    金銀細工師が金粉を集めるのにそば粉を使っていたため、そばが「金を集める」縁起物とされ、食べられるようになったと言われています。

    4. 運気アップ
    とある寺で年末にそば餅を振る舞ったところ、翌年からみんなに運が向いてきたので大晦日に食べられるようになったと言われています。

    5. 体内をきれいにして健康に
    そばの健康効果を期待して、体内をきれいにして新年を迎えようとするために食べられるようになったと言われています。

     

    年越しそばを食べるタイミングは?

    年越しそばは一般的に、大晦日ならいつ食べても良いとされています。

    しかしながら地域により、その習慣は様々です。大晦日から正月三が日もそばを食べるというところもあれば、晦日に食べてもいいけれど、元旦に食べるのは良くないとされているところも。大晦日ではなく初晦日に食べる食べる風習があるところもあります。

    食べるものも、「そば」ではなく、香川だったらうどん、沖縄だったら沖縄そばを食べる人もいる、など実は「年越しそばルール」は日本全国一緒、というわけではなく、地域により食べるタイミング、日など受け継がれる伝統は様々であったりもします。

     

    年越しそばにおすすめのレシピ

    体に優しいベーシックなそばから、アレンジそばまでレシピをご紹介します。そばを食べて元気に素敵な年を迎えましょう!

     

    きのことわかめのそば

    きのことわかめで食物繊維たっぷりのそば。不要なものを外に出して、お腹の中からきれいに新年を迎えられるかもしれません。

    【材料 (2人分)】
    そば 2人分
    しめじ 50g
    まいたけ 50g
    えのきたけ 50g
    しいたけ 2枚
    わかめ(戻し済) 20g
    長ネギ 3cm
    A だし 600cc
    A 醤油 50cc
    A みりん 50cc

    くわしいレシピはこちら
    ●『きのことわかめのそば』

     

    豚バラ大根そば

    そばを減らしてもたっぷりの大根で食べごたえあり。豚バラと大根の甘みと旨みをじんわり感じるそばです。

    【材料 (2人分)】
    そば 1人分
    豚バラ肉 100g
    長ネギ 10cm
    大根 10cm
    A だし 600cc
    A 醤油 50cc
    A みりん 50cc

    くわしいレシピはこちら
    ●『豚バラ大根そば』

     

    ふわふわ卵そば

    ふわふわ卵がのった、優しい味わいのそばです。生姜と長ネギをたっぷり入れて体温まるそばに仕上げます。寒い大晦日の冬にほっと一息つけますよ!

    【材料(2人分)】
    そば 2人分
    卵 2個
    長ネギ 8cm程度
    A だし 600cc
    A 醤油 50cc
    A みりん 50cc
    A 砂糖 大さじ1
    A 生姜汁 小さじ1
    B 片栗粉 大さじ1 1/2
    B 水 大さじ3

    くわしいレシピはこちら
    ●『ふわふわ卵そば』

     

    鶏ごまそば

    鶏がらスープでつくる中華風のおそば。お酒の〆にもぴったりの一品です。たっぷりのごまと海苔で最後まで飽きずに食べられます。お好みでアクセントにわさびを添えてどうぞ。

    【材料(2人分)】
    そば 2人分
    鶏ささ身 2本
    酒 大さじ1
    A 鶏ガラスープの素(顆粒) 大さじ1
    A 生姜汁 小さじ1
    A 醤油 小さじ2
    A 塩 ひとつまみ
    すりごま 大さじ3
    海苔 適量
    (好みで)わさび 少々

    くわしいレシピはこちら
    ●『鶏ごまそば』

     

    そばが余ってしまった時に!ポリポリそばスティック

    ついそばをゆですぎて余ってしまったときに、スナック風にアレンジさせるのはいかがでしょうか。ついついポリポリ食べてしまうそばスティックです。そばに塩味をつけてオーブンで焼くだけで完成!

    【材料(作りやすい分量)】
    そば 40本
    塩 少々

    くわしいレシピはこちら
    ●『ポリポリそばスティック』

     

    年越しそばにおすすめ食材は「ネギ」

    新年の幸せを願う意味を込めて、そばにはネギを入れるといいも言われています。ネギは疲れを労う意味「労ぐ」や、神社で厄災を祓う「禰宜(ねぎ)」という神職との語呂から、縁起がいいとされています。
    ネギを入れたそばレシピもご紹介しましたが、お好みのそばにぜひ、薬味として入れてみて下さい。

    一年を締めくくるそばで、良いお年をお過ごしください。

     

    いろんな「おそば」記事をチェック!
    ●今年はひと味違う大晦日♪ おもしろ年越しそばまとめ
    ●これなら子どもも喜ぶ!「そば」のアレンジレシピ

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    このコラムを書いたArtist

    増田陽子
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    増田陽子

    • 調理師
    • 野菜ソムリエ
    • 雑穀マイスター
    • 薬膳インストラクター
    • キッズ食育マスタートレーナー

    子どものスポーツを食から応援するスポーツキッズ食育トレーナー、 農林水産省認定「和食文化継承リーダー」。 子どもが喜ぶ料理、子どもと一緒に作れるお手伝い料理、季節を伝える料理をご紹介しています。 普段はレシピ制作、子どもの食育コラム執筆、子ども向け、大人向け、親子向け食育イベント・講座講師の他、東京にて子どもが料理をする、子どものための食育スクール青空キッチン板橋校を主宰しています。 ・・・・・・ 食は子どもにとって「成長」と「健康」のために必要ですが、それだけでなく生きていく上でたくさんの学びの要素があります。料理の一部をお手伝いするだけでも子どもは達成感を得られますし、好き嫌い克服ができたり、手先の器用さや想像力を育むこともできます。 毎日ごはんを作るのは大変です。でも、ごはんを作って子どもと一緒に季節を感じながら食べること、生活することを楽しみたい、そんな気持ちの一助になるようなレシピを提案していきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします^^ ・・・・・・・ ブログやHPでは、行事食や旬の素材を使った食育レシピを紹介するとともに、子どもの食育について、また食を通じて子育てを少し楽にするお手伝いができるように心がけて書いています。 よかったら読んでみてもらえると嬉しいです。

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