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外はカリッと、中はもっちりの里芋入り海老しんじょを、お出汁とたっぷりの薬味でいただきます。お出汁を吸ったとろけるしんじょが、寒い季節にじんわり体をあたためてくれるやさしい一品です。
◆海老の食感が程良く残るよう、時間差でフードプロセッサーにかけるのがポイントです。 ◆しんじょは中の海老に火が通るように、低めの油でじっくりと揚げていきます。
里芋は皮を剥き、適当な大きさに切る。ふんわりとラップをかけ、電子レンジで加熱する(※700Wで3分程度)。
海老は殻を剥いて背ワタを取り、片栗粉で揉んで汚れを落とす。A 酒少々、塩少々で下味を付け、ぶつ切りに。はんぺんは2等分しておく。
里芋、はんぺん、B 生姜の搾り汁小さじ1/4、塩小さじ1/4をフードプロセッサーにかけ、なめらかになるまでまわす。続いて海老を入れ、食感が残るくらいにまわす。
3) に銀杏を混ぜ入れ、8等分したら、片栗粉をまぶして丸く成形する。160度くらいの油でカリッと揚げる。
その間にお出汁を準備。 小鍋にC 昆布出汁500ml、塩小さじ1/4、醤油小さじ1、酒大さじ1、味醂大さじ2を煮立てる。薬味のねぎ(白髪ねぎ)、生姜(すりおろし)、柚子の皮(千切り)、みつば(ざく切り)も用意しておく。
器に 4) のしんじょを2つずつ盛りつけ、お出汁を注ぐ。薬味をたっぷりとのせていただきます。
110219
庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専門にし、 現地に在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで 触れた各国の食文化と食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思っています。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。