味付けは塩のみ、シンプルに根菜の甘みと牛すじ肉の旨味を最大限に引き出したスープです。牛すじ肉を柔らかくするために少々手順はかかりますが、放置時間が多いので意外と簡単です。じっくり煮込んだとろとろの牛すじ肉とごろっと根菜の食感のコントラストをご堪能ください。
牛すじ肉を二度下茹ですることで、柔らかく臭みのなく仕上がります。個体差によって柔らかさが足りない場合は2回目の茹で時間を長くして下さい。逆に茹で時間をもう少し短くして弾力を楽しむのも良しです。
さつまいもは1cm角の大きさに切り、水に15分さらす。 れんこんは大きめの乱切りにする。
鍋に牛すじ肉、水(分量外:肉がかぶるくらいの量)を入れ、強火にかけて煮立て、沸騰したら中弱火にしてアクを取り除きながら3分ほど茹でる。
ざるに上げ、流水でもみ洗いする。汚れを指でこすってしっかり落とす。
再び鍋に牛すじ肉、水(分量外:肉がかぶるくらいの量)を入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にして30分茹で、ざるに揚げる。蓋があれば蓋をし、ない場合は水分がなくなり過ぎないよう、必要あれば差し湯する。
鍋に茹でた牛すじ肉、さつまいも、れんこん、生姜、白ネギの青い部分をいれ、強火にかけて沸騰させる。 沸騰したら弱火にして塩を入れ、20分ほど煮る。
青ネギ、生姜を取り除き、器に盛る。 お好みでごま油またはオリーブオイルを回しかけ、黒こしょうをかける。
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モデル料理家・まりか
フードコーディネーターや料理教室のアシスタントを経て、現在は平日はモデル、週末は料理専門の家政婦をしている茉莉香です。 長年仕事でも仕事以外でも料理ばかりしていますが、それでも飽き足りる事なく料理が大好きで毎日何かしら作っています。 そんな中で思うのは「料理とは愛」だということ。 家族や友人や恋人の喜ぶ顔を思い浮かべて料理を作る、あるいは食べる人の体調や気分まで考えて献立を考える、もちろん自分が食べる為に作るのだって、全部が愛ある行為だと思うのです。 これを読んでいる皆さんも、きっと愛すべき人の為に美味しいご飯を作ってあげたくてNadiaのレシピを見ているはずです。 そんな皆さんに、私が長年キッチンに立ち続け作ってきた料理のレシピを共有できたら幸いです。 忙しい毎日の中で簡単に作れる料理から、ここぞという日のおもてなし料理まで、 皆さんの食卓が愛に溢れるようなレシピを提供したいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。 茉莉香