牛すじの下処理は、二段階に分けて行います。はじめはたっぷりの水でゆで、アクや余分な脂を落とします。次に、やわらかくなるまで煮込みます。時間はかかりますが、工程はシンプルで難しいことはありません。下ゆでは、水で下ゆでする方法と、米のとぎ汁で下ゆでする方法の両方をご紹介します。
牛すじの下処理【はじめのゆでこぼし】
1.大きめの鍋に、牛すじと牛すじがかぶる程度の水を入れ、強火にかける。
2.沸騰したら、ふきこぼれないように火を弱め、2~3分煮る。
3.ザルにあげ、ぬるま湯(40℃前後)に当てながら、アクや余分な脂身を洗い流す。
4.牛すじを、食べやすい大きさに切る。
牛すじの下処理【水で下ゆでする方法】
1.長ねぎの青い部分(2~3本分)と、しょうが(20g)を用意する。しょうがは、皮ごと薄く切る。
2.大きめの鍋に、牛すじとたっぷりの水を入れ、長ねぎとしょうがを加えて火にかける。
3.沸騰したら、鍋がコトコト鳴る程度の火加減を保ち、1時間半~2時間煮る。
4.牛すじがやわらかくなったら、火を止める。
5.ザルにあげ、長ねぎとしょうがを取り除く。ゆで汁は、牛すじ煮やカレーを煮込む際の水の代わりに利用できるので、好みで取っておく。
牛すじの下処理【米のとぎ汁で下ゆでする方法】
1.米のとぎ汁を1~1.5リットル用意する。米大さじ1(あればお茶用のパックに入れる)を水に加える方法でもよい。
2.大きめの鍋に、牛すじと米のとぎ汁をたっぷり入れ、強火にかける。
3.沸騰したら、鍋がコトコト鳴る程度の火加減を保ち、牛すじがやわらかくなるまで1時間半~2時間煮る。
4.ザルにあげ、ゆで汁は捨てる。
ポイント・コツ
・はじめのゆでこぼしではたくさんアクがでるので、ふきこぼれないように注意してください。
・ゆでこぼした後に洗う際は、水が冷たいと脂が固まって取りづらくなるため、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
・下ゆででは長時間煮るため、ゆで汁が蒸発して減っていきます。途中、牛すじの頭が出るくらいに水が減ったら、かぶる程度に足してください。
・生米をお茶用のパックに入れずに下ゆでした場合は、最後に米を洗い流してください。
監修:Nadia編集部
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