ジュワッと溢れる肉汁にザクザクっとした衣のメンチカツ。子どもから大人まで大人気のメンチカツは、諸説ありますが、明治時代に東京浅草の洋食店が「ミンスミートカツレツ(minced meat cutlet)」として販売したのが起源と言われている日本生まれの洋食。関西では「ミンチカツ」とも呼ばれていて、今や各地のご当地グルメになっているなど、日本全国に愛されている料理です。揚げたては特に最高ですよね!
家で作るのは難しい印象がありますが、実はとっても簡単! ポイントを押さえれば、衣ザクザク、ジューシーな揚げたてメンチカツが食べられますよ。今回は合いびき肉と玉ねぎを使った基本のメンチカツをご紹介します。
ザクッとジューシー!基本のメンチカツの作り方
【材料(4人分)】
合いびき肉 350g
玉ねぎ(大) 1/2個(160g)
A卵 1個
A生パン粉 大さじ6
Aナツメグ・こしょう 各少々
A酒・トマトケチャップ・ウスターソース 各大さじ1
A塩 小さじ1/2
B卵 1個
B小麦粉 大さじ6
B牛乳 80ml
生パン粉 適量
揚げ油 適量
【作り方】
1.玉ねぎをみじん切りにする。
2.ボウルに、合いびき肉、玉ねぎ、Aを入れてよく練り混ぜる。
3.粘りが出るまで練り混ぜたら、8等分にする。両手でキャッチボールをするようにして中の空気を抜き、楕円形に成形する。
4.3に小麦粉(分量外)をまぶす。
5.Bをよく混ぜ、バッター液を作る。
6.4をバッター液にくぐらせる。
7.生パン粉をぎゅっと押さえるようにしっかりまぶす。
メンチカツのザクザクした衣のために生パン粉を使います。バッター液を使うことで、生パン粉がしっかりつき、衣のザクザク感が増します。
8.フライパンに揚げ油を深さ2~3cm入れて160度に熱し、6を4個ずつ入れて片面2分揚げたらひっくり返し、片面揚げるを繰り返して、7〜8分揚げたらできあがり!
油を切って、器に盛り、相性抜群の千切りキャベツと中濃ソースを添えて召し上がれ。
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サクッとジューシー!*基本のメンチカツ*
冷めてしまったメンチカツは、トースターや魚焼きグリルで温め直してくださいね。電子レンジで温めるとベチャッとしてしまいます。
冷凍保存をする場合は、衣をつけて揚げる前にひとつずつラップに包んでからフリーザーバックに入れます。揚げる時は鍋に油を入れ、凍ったままのメンチカツを入れてから火をつけてじっくりと揚げてください。 中まで火が通っていないということのないように気を付けます。
また、揚げてから冷凍することも可能です。揚げたメンチカツが冷めてからひとつずつラップに包んで、フリーザーバックに入れます。温めるときは、自然解凍した後に電子レンジで軽く温めてからアルミホイルに包んでオーブントースターで3〜5分加熱してくださいね。
メンチカツの日のおすすめ献立は?
メンチカツにはキャベツをたっぷりと添えて、あとはさっぱりした副菜と、汁物があれば最高です! メンチカツが揚げ物なので、なるべく油分は抑えて、野菜を摂れる献立が理想的です。
【副菜】たたききゅうりとたたき長芋の塩昆布和え
メンチカツは1品でもボリュームがあり、キャベツも添えれば立派な献立になりますが、さっぱりとした箸休め的なもう1品があると嬉しいですよね! ポリ袋を使って作れ、きゅうりと長芋の食感も楽しめる、たたききゅうりと長芋の塩昆布和えがおすすめです。お酢が入るのでさっぱりと食べられますよ。
●詳しいレシピはこちら
やみつき*たたききゅうりとたたき長芋の塩昆布和え*ポリ袋使用
【汁物】しじみとニラとしめじのスープ
汁物は、体に染み渡る、優しい風味のスープもおすすめです。素材と昆布茶のうま味で、さらっといただけるので、揚げ物との相性もぴったり!
●詳しいレシピはこちら
*しじみとニラとしめじのスープ*
いかがでしたか? 家で作るのはハードルの高そうなメンチカツですが、バッター液と生パン粉を使えば、ザクザクな衣になりますし、揚げたてジューシーなメンチカツが食べられます。
また、豚ひき肉、合いびき肉、牛ひき肉とお好みで試してみるのも楽しいですよ。多めに作って、中濃ソースをかけたメンチカツと千切りキャベツをパンに挟んだメンチカツサンドにしたり、玉ねぎと甘辛く煮て卵でとじ、メンチカツ丼にするのもおすすめ。ぜひアレンジも楽しんでくださいね!
このコラムを書いたNadia Artist
薬膳漢方マイスター 松山絵美
https://oceans-nadia.com/user/45109
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