なめらかで濃厚なグラタンソースレシピです。各工程のポイントを細かくご説明します。グラタンがおいしく感じる季節、よりお好みに近いグラタン作りのお役に立てればうれしいです!
加熱は『弱火』で、牛乳(生クリーム)は『少量ずつ』加え、ゆっくり混ぜてください。牛乳(生クリーム)の量で『粘度(とろみ具合)』が変わります。好みの固さに調節して問題ありません。(少ないと「かため」多いと「さらっと」)グラタンソースはレシピ通りに作っても、使用する「牛乳の種類」や「生クリームの乳脂肪分」の違いにより仕上がりの風味に差が出る料理です。普段おいしいと感じる銘柄の牛乳を使ってください。
小麦粉をふるいにかけながら鍋に入れる。 ※ ふるいにかけることで「ダマ」を防止します。
1にバターを入れる。 ※ バターは10g程度ずつに切って加えると混ぜやすくなります。 ※ 最後に塩・こしょうで味を調えるため、バターは「無塩」「有塩」どちらでも問題ありません。
2を弱火にかけ、滑らかになるまでヘラ(耐熱性)で混ぜる。 ※ 『弱火』で加熱することが滑らかに仕上げるコツです。
3のバターと小麦粉がしっかり混ざったら、ホイッパーで混ぜながら牛乳を『少量ずつ』加え、滑らかになるまでよく混ぜる。 ※ ヘラ→ハンドホイッパーにすることで混ぜやすくなります。 ※ 牛乳を少量ずつ加えることでソースに溶け込みやすくなります。
【コクをUPをするには】 牛乳の半量を生クリームにすると「コク」がアップします。その場合、牛乳→生クリームの順に加えてください。
火を止めてから、塩・こしょう(白)で味を調えて完成。 ※ こしょう(白)は色を綺麗に仕上げる目的です。なければ普通のこしょうでも問題ありません。 ※ チーズをのせて焼くグラタンは仕上がりの味が濃くなりがちです。 チーズを使う場合、ソースはやや控えめの味つけでちょうど良いです。 ※ 牛肉やトマトソースなどを使うパンチのあるグラタンを作る場合、少量のナツメグやシナモンなどのスパイスを隠し味程度に加えると個性的な仕上がりに!
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簡単料理研究家*ハットリミドリ
料理家
東京都文京区千石にて昭和の長屋をリフォームしたキッチンスタジオ atelier月 運営 心とからだと環境にやさしい料理の教室やマルシェの開催をしています 【略歴】 カフェや居酒屋チェーン店立ち上げ業務(マネジメント・メニュー開発経験あり)など飲食業界に携わったのち、野菜を扱う食品メーカーで料理レシピ企画を担当。現在は書籍のレシピ制作・飲食店メニュー開発のほか、雑誌・テレビ・新聞・WEBなどメディア各種で食品や調理家電などの検証を行う料理家として活動中。 【メディア出演関連】 NHKひるまえほっと かんたんごはん テレビ東京 よじごじDAYS 読売新聞レシピ ラジオ(TOKYO FM / ラジオ埼玉) LDK MONOQLO 家電批評 サンキュ! など 【飲食店メニュー企画】 ・観光地カフェ立ち上げ(東京都小笠原村) ・天然素材のかき氷レシピ開発(東京都神保町) ・糀を使ったドレッシング開発(千葉県津田沼) テイクアウト専門店メニュー・居酒屋チェーン店・カフェなど 【料理本レシピ企画】 ・スピード完成!野菜の大量消費おかず ・時間がない人のためのやせる超速つくりおき ・時間がない人のための超速つくりおき ・作りおきレンチンおかず ・うちのから揚げがうまい そのほか月刊誌のレシピ企画など 【得意なジャンル:家庭料理編】 ・あまり手をかけない シンプル調理 ・基本調味料で作る家庭料理 ・体調不良のときに胃腸にやさしいいたわり料理 ・蒸し料理 ・初心者おやつ ・お味噌汁(一汁一菜) 【得意なジャンル:商業編】 原価・オペレーションを考慮したメニュー開発 ・居酒屋・カフェ・観光地・テイクアウトおかずなど 【好きな地域】 ・ハワイやタイなど南国系の観光地 ・離島(伊豆七島)や沖縄 ・東京・茨城・千葉