今回は、ウクライナの友人に教わった本場のレシピで「ボルシチ」を作りました。 少し酸味のある鮮やかな紅色をした煮込みスープに欠かせない野菜は「ビーツ」です。 日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパでは非常にポピュラーで、栄養価も高い食材です。 生のままサラダとしても食べられます。(その際は、泥臭いので皮を厚めに剥くといいです) 世界三大スープの一つでもあるウクライナの伝統料理ボルシチは肉と野菜をじっくり煮込んで作ります。 暖かい状態でも冷たい状態でも食べられるボリュームたっぷりのスープの仕上げに使用するディル、サワークリームは味のポイントとなります。
▶️生のビーツが手に入らない場合は、瓶詰めなどを使用してください。 ▶️煮すぎるとビーツの色がとびます。注意してください。 ▶️ボルシチで重要となるのがキャベツです。スープのベースとなる、甘みやコクを出してくれます。 ▶️肉は牛ばらや牛肩肉など、作り手(家庭)によって異なります。好みのものを使用してください。
牛肉は食べやすい大きさに切る。 *余分な脂身は取ります
玉ねぎは、皮を剥き、繊維にそって約2mm厚さに切る。
人参は、皮を剥き、食べやすい大きさに切る。
じゃがいもは、皮を剥き、人参よりも少し大きめに切る。
エシャロットは、皮を剥き、薄く切る。
ビーツは、皮を剥き1cm厚さの細切りにする。
キャベツは、千切りにする。 *葉の柔らかいものがいいです
ニンニクは、皮を剥き半分に切る。
熱したココット鍋にひまわり油、牛肉を入れ、焼き色をつける。
全体に色がついたら、牛肉がひたるくらいまで水を入れ、柔らかく煮る。(弱火で50~60分) 途中、アクを取り、ローリエ、ニンニクを加え煮る。
熱したフライパンにひまわり油を入れ、玉ねぎ、エシャロット、塩を加え炒める。(しんなりするまで弱火で炒める)
牛肉が柔らかくなったら、人参、じゃがいも、キャベツを加え煮る。(10~15分)
工程11は、焦げないよう時々混ぜながら、じっくり炒め、玉ねぎがしんなりしたら、トマトペーストを加え、炒める。
ココット鍋に加え、約30分煮る。
熱したフライパンにひまわり油を入れ、ビーツ、砂糖を加え炒める。 *ビーツは色がとびやすいので、別で炒めで最後に加えます
途中、酢を加え、色止めする。 *ビーツが柔らかくなるまで炒め煮します
ビーツが柔らかくなっらたココット鍋に加え、煮る。 *煮すぎるとビーツの色がとびます(注意!!)
ディルの葉をつみ、細かく刻む。 *少し飾りようでとっておく
ココット鍋に刻んだディルを加え、混ぜ、お皿に盛り付ける。
仕上げにサワークリーム、ディルを飾る。
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cuisine & trip
フランス三ツ星店現役のプロの料理人です。 家族や知人に振る舞うちょっと手の込んだ料理や、簡単でパパッとできるファスト料理まで幅広く公開してます。 ジャンルに囚われずに、フランスの食材と戯れたいと思います。