トマトやパプリカ、ズッキーニなど夏野菜のうま味がぎゅっと詰まったラタトゥイユは、夏になると食べたくなる一品です。
夏野菜をトマトとオリーブオイルで炒め煮にしたシンプルな料理ですが、それぞれの野菜の甘みや食感を味わうことができます。前菜としてもメインとしても楽しむことができますし、できたてはもちろんのこと、冷やして食べても美味しいですよ。パスタやそうめんと和えたり、ソースにして白身魚やチキンにかけたりするなど、いろいろとアレンジできるのもうれしいですね。
一度にたくさん作っておくと便利なので、ぜひこの機会に試してみてくださいね。
基本のラタトゥイユの作り方
【材料(4人分)】
トマト 2個
玉ねぎ 1/2個
にんにく 3片
パプリカ(赤・黄) 各1個
なす 1本
ズッキーニ 1本
オリーブオイル 適量
塩・こしょう 各少々
【作り方】
1.トマトは皮を湯剥きし、ひと口大に切る。
玉ねぎとにんにく1片はみじん切りにする。残りのにんにくは芯を取り除いて包丁の背で潰す。
2.パプリカ(赤・黄)は種とワタを取り除いて、ひと口大の乱切りにする。
ズッキーニは1cm程度の厚さの半月切りにして塩少々(分量外)をふる。表面に水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。
なすはひと口大の乱切りにし、水にさらしてアクを抜く。
【ポイント】
野菜はやや大きめに切ることでそれぞれの野菜の甘みや食感を楽しむことができます。
3.鍋にオリーブオイル少々を引いて1のにんにくのみじん切りを入れて火にかける。良い香りがしてきたら、玉ねぎのみじん切りを加えて透き通るまで炒める。
4.3に1のトマトと塩少々(分量外)を加えて、中火でトマトの形が崩れるまで煮詰め、火を止めておく。
【ポイント】
先にトマトソースを作ってからほかの野菜を加えて煮込んでいきます。夏はトマトの美味しい季節なので、生の完熟トマトを使うのがおすすめですが、トマト缶でも代用可能です。トマト缶を使用する場合はこの工程でトマト缶を加えてください。
5.フライパンにオリーブオイル少々と1の潰したにんにくを入れて火にかける。良い香りがしてきたら、パプリカを加えて炒める。火が通ったら軽く塩をして4のトマトソースに加える。
6.5のフライパンにオリーブオイル少々を足し、今度はズッキーニを炒める。火が通ったら、4のトマトソースに加える。なすも同様にして炒め、しんなりとしたら4のトマトソースに加える。
7.野菜を全部トマトソースに加えたら、鍋を中火にかけて10分ほど煮込み、塩・こしょうで味を調える。
【ポイント】
野菜ごとに火の通り方が違うため、1種類ずつ炒めてそれぞれの持ち味を引き出します。このひと手間でぐっと深みのある味わいに仕上がります。食べる際には器に盛り付け、バジルを添えてお召し上がりください。
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野菜の旨味がぎゅっ!基本のラタトゥイユ
ラタトゥイユを簡単アレンジ!「鱈の包み焼き・ラタトゥイユソース」
ラタトゥイユを粗みじん切りにしてソースにし、たらの切り身にのせて包み焼きにしたアレンジレシピです。淡白な味わいのたらにラタトゥイユソースが絡むことで風味が増してごちそう感がアップします。電子レンジで調理するので、火を使いたくない夏場におすすめのレシピです。ワインなどにもよく合いますよ。
【主な材料】
たら(切り身・甘口) 1切れ
ラタトゥイユ 100g
玉ねぎ 1/4個
白ワイン(もしくは酒) 大さじ1
塩・こしょう 各少々
バジル 適量
●詳しいレシピはこちら
レンジで簡単!鱈の包み焼き・ラタトゥイユソース
いかがでしたか? 夏野菜をたっぷり使ったラタトゥイユの作り方と、アレンジレシピをご紹介しました。野菜のうま味と栄養がぎゅっと詰まったラタトゥイユは、夏バテ予防や暑くて食欲がないときにもおすすめの一品。ひと口食べると体の中から元気がわいてくるような味わいです。アレンジも楽しいので、ぜひいろいろと試してみてくださいね。
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