そのままでも、リメイクしても。アレンジ自在の「ラタトゥイユ」
ラタトゥイユとはフランス南部地方の郷土料理で、玉ねぎ・なす・ズッキーニなどの野菜を、香りのいいにんにくとオリーブオイルで炒め、トマトを加えて香草とともに煮込んだものです。
そのまま食べてももちろん美味しいですし、パスタソースなどにも利用できます。また、冷やして食べても美味しいので、夏の作り置きおかずとしても活躍してくれます。
ラタトゥイユはいろいろな作り方がありますが、今回は余計な調味料を使わず味付けはオイルと塩だけ、水を加えず野菜から出る水分のみで仕上げるレシピをご紹介します。
水を加えずに作ると、野菜のうま味が濃縮されて美味しく仕上がるだけでなく、水気が少ないのでアレンジしやすくなるのでおすすめです。
フライパンひとつで!夏野菜のうま味を濃縮した「ラタトゥイユ」の作り方
【材料(作りやすい分量)】
玉ねぎ…1/2個(100g)
パプリカ(赤)…1/2個
パプリカ(黄)…1/2個
なす…1個(80g)
ズッキーニ…1本
トマト…1個(150g)
にんにく…1/2片
オリーブオイル…大さじ2
塩…適量
乾燥バジル…少々
【作り方】
1.にんにくはみじん切りにする。玉ねぎ・パプリカ(赤)・パプリカ(黄)・なす・ズッキーニ・トマトをそれぞれ約2cm角に切る。
野菜は食べやすく、かつ食べごたえのある大きさにしました。
2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、良い香りがしてきたら、玉ねぎと塩ひとつまみを入れて、弱めの中火で透明になるまで炒める。
オリーブオイルの量は控えず、多めに使って焦がさないように注意するのがポイントです。
3.パプリカ(赤)とパプリカ(黄)、塩ひとつまみを加えて2~3分炒める。
4.なすとズッキーニ、塩ひとつまみを加えて、さらに2~3分炒める。
5.トマトを加えてさっと混ぜ、フタをしてトマトの形がなくなるまで15~20分弱火で煮る。ときどき焦げないようにかき混ぜる。
トマトはできるだけ完熟のものを使用してください。
6.味をみて、塩で味を調えたらできあがり。皿に盛ったらお好みで乾燥バジルを振る。
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『フライパンひとつ。野菜・塩・オイルだけで作るラタトゥイユ』
ほんのひと手間でさらに美味しく♪ラタトゥイユのリメイクレシピ2選
ポン酢でちょっぴり和の風味に!豚しゃぶのラタトゥイユ和え
茹でた豚肉とラタトゥイユを和えた、色鮮やかな豚しゃぶです。豚肉をやわらかく仕上げるポイントは、お湯をぐらぐら沸騰させないことと、茹でた後に氷水にさらさないこと。ラタトゥイユにポン酢を加えてさっぱりしているので、食欲がない時でもたんぱく質と野菜がバランスよく摂れますよ。
【主な材料】
ラタトゥイユ
豚ロースしゃぶしゃぶ用
ポン酢
●詳しいレシピはこちら
『【ラタトゥイユリメイク】豚しゃぶのラタトゥイユ和え』
ボリュームたっぷりなのにダイエットにも!厚揚げのラタトゥイユグラタン
厚揚げを使うことで、お肉なしでもボリューム満点! しかも低糖質で高タンパクなのでダイエット中にもおすすめの一品です。とろけるチーズが全体をまろやかにまとめてくれます。厚揚げとチーズで、日本人に不足しがちなカルシウムも摂取できるのも嬉しいポイント。
【主な材料】
ラタトゥイユ
厚揚げ
ピザ用チーズ
●詳しいレシピはこちら
『ダイエットにも!厚揚げのラタトゥイユグラタン』
ラタトゥイユを作り置きしておけば、美味しく手軽に野菜不足も解消できるのでとても便利ですよ。また、シンプルな味付けで水分少なめのラタトゥイユなら、パスタソースにしたり、サンドイッチやピザトーストの具材にしたりと、そのままでもさまざまなお料理にアレンジできます。旬の夏野菜でぜひ作ってみてくださいね。
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