食感が楽しい!おせち料理の定番「数の子」
クリスマスが終わると気分はもうお正月。お正月といえばやっぱりおせち料理は欠かせませんよね。今年は家で過ごす時間が増える分、おせち料理を手作りしてみようという方も多いのではないでしょうか。
おせち料理の定番でもある数の子は、にしんの卵で、卵の数が多いことから「子宝に恵まれますように」という願いが込められています。コリコリとした食感が人気で、お酒にもよく合います。難しい調理テクニックは必要ないので、おせち料理初心者でも美味しく作ることができますよ。
今回は数の子の塩抜きから味付けまで詳しくご紹介しますので、この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おせち料理に!基本の数の子
【材料(一度に作りやすい分量)】
数の子(塩蔵) 250~300g
水 適量
塩 適量
Aだし汁 200ml
A醤油(あれば薄口醤油) 大さじ2
A酒 大さじ2
Aみりん 大さじ1
かつお節 ひとつかみ
【作り方】
1.まず、一番のポイントとなる数の子の塩抜きの方法をご紹介します。塩抜きは薄い食塩水に数の子を浸して行います。
300g程度の数の子であれば、水1000mlと塩小さじ1をボウルに入れて溶かし、食塩水を用意します。
2.1の食塩水に数の子を入れて3~4時間浸します。食塩水を取り換えて、数の子を再度3~4時間浸します。これをもう一度繰り返します。
半日ほどかけて塩抜きをしますが、塩が抜け過ぎると苦みが出てきます。途中で数の子の端を少し食べてみて、ほんのり塩気を感じるくらいを塩抜き完了の目安にしてください。
もし苦みを感じた場合は、濃いめの食塩水に数の子を漬けてから調理してください。
3.数の子の薄皮を丁寧に取り除きます。
この際、強くこすると身が崩れてしまいます。指の腹で優しくなでるようにして取り除いてください。
4.漬け汁を用意します。
鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったらかつお節を加え、弱火で2~3分煮て火を止めます。かつお節の風味を効かせることでうま味が増します。
5.4を濾し器で濾し、漬け汁を保存容器に入れます。
6.漬け汁が冷めたら数の子を漬け込み、味がなじむまで冷蔵庫で半日~1日おきます。
7.味がなじんだら、食べやすい大きさに切って器に盛り付けます。お好みでかつお節をふってお召し上がりください。
清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫で3~4日保存可能です。
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おせち料理に!基本の数の子
いかがでしたか? おせち料理に欠かせない数の子の作り方をご紹介しました。鮮やかな黄金色の数の子はおせちの料理の中でもぱっと目を引く華やかな存在ですよね。塩抜きに少し時間はかかりますが、難しい工程はないのでぜひ試してみてくださいね。おせちだけでなく、普段のおつまみとしても楽しんでいただけるとうれしいです。
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