憧れのミランダ・カーやマドンナも愛飲 Kombuchaがアメリカで大人気！実は紅茶きのこ

少しだけご無沙汰してしまいました。

今回は、昨年あたりから西海岸に住むヴィーガンやヘルシー志向の人たちの間で火が付き、全米で注目さえｒている飲料水Kombucha についてお話します。

昭和40年の終わりごろ、”紅茶キノコ”が日本を席巻していたことを、若い皆さんはご存知ないかもしれません。菌を瓶に入れてお茶で発酵させたドリンクで、ぶよぶよしたちょっとグロイ見た目がキノコに見えたことから、こう呼ばれていました。

紅茶キノコは「Russian “tea mushroom”」とも呼ばれ、19世紀末から20世紀初頭にかけてロシアやウクライナで流行し、日本でブームになったのは、それから100年も後のことで、昭和40年代の後半でした。雑誌が紹介したことで、瞬く間に流行したようです。

作り方は簡単で、紅茶に砂糖を入れたビン詰め容器に、酢酸などが混ざった「菌」を入れて置しておくだけです。しばらく経つとキノコのようなぶにょぶにょの物体がビンの中で生成されます。このジェル状の固まりをそのまま食べたり、作る時にできた培養液を飲むことで健康になれる、という触れ込みだったようです。

手作りカスピ海ヨーグルトが流行ったように、紅茶キノコも人から株を分けてもらい増やしていました。実家にあったような無かったような、私の記憶にははっきり残っていません。マスコミや雑誌で当時いろいろ大きな話題になりましたが、いつの間にか消えてしまっていました。

日本ではすっかり忘れられていた紅茶キノコが今アメリカではすごいことになっているのです。近所のスーパーに並ぶ（アメリカ）Kombuchaというラベルが付いた色とりどりのドリンクがあっという間に棚を占めていく様は、当時その実態を知らない私をドキドキさせるには十分のインパクトがありました。以前はヘルスフードを扱うお店だけに限られていましたが、現在は普通のスーパーでもKombuchaが購入できます。

↓　下段にはスムージーがずらっと並んでます。

カラフルで目を引くボトルが、いかにもアメリカですが、着色料、防腐剤は使われておらず、野菜やフルーツの色がついています。

紅茶きのことは？   ” ウーロン茶や緑茶、ルイボス茶を主体としたお茶自体を発酵させたもので、善玉菌が豊富に入っていると言われています。 更に、がん予防、新陳代謝、アルカリ体質改善等に繋がるほか、最近ではデトックス効果もあり、健康的な髪・肌・爪を作る基となるなど、万能なお茶として親しまれています。”
出典 http://www.fashion96.com

紅茶キノコが日本で流行したときのように、がんに効くとか、●●が治った！というような誤解を招く誇大広告は全くなく、どちらかというと健康維持のために摂取するサプリと同じ感覚で、飲む人が多いようです。

チアシード入り

マンゴー味、オレンジ味、ケールなど緑の野菜が入ったグリーン味、チアシード入りが今のところ、私のお気に入りです。

日本の女性たちの憧れ、ミランダ・カーやマドンナも愛飲しているKombucha。コールドプレスジュースやスムージーに続き、日本でも話題になることは間違いないと思います。

キーワード

話題 食 世界