シナモンの甘~い香りでおやつにぴったり!
甘いシナモンのフィリングをくるっと巻いたシナモンロール。今回は牛乳や卵を使用して、ちょっとリッチな生地にしてみました。おやつとしてぴったりなパンになっています!
菓子パンを作るときは、強力粉に薄力粉を少し加えることが多いです。薄力粉を加えることで生地に軽さが出て、成型するときに生地が伸ばしやすくなります。また、薄力粉入りの生地は少しべたつきやすいので、水分は控えめにするのがポイント!
フィリングを上手にしっかり巻くコツは、生地をきれいに四角く伸ばすこと。これさえ押さえれば、シナモン以外にもいろいろなフィリングを巻いてアレンジできますよ。
シナモンロールの作り方
【材料(6個分)】
強力粉 140g
薄力粉 20g
砂糖(生地用) 12g
砂糖(フィリング用) 20g
卵 20g
ドライイースト 3g
牛乳 90~100g
塩 2g
無塩バター(生地用) 25g
無塩バター(フィリング用) 10g
シナモンパウダー 小さじ2/3
ワッフルシュガー 適量
【作り方】
3~5の工程は基本の丸パンを参考にしてください。
●基本の丸パンのレシピはこちら
『基本の丸パン。』
1.材料を準備する。
・強力粉と薄力粉を合わせます。
・大きいボウル(ボウルA)に混ぜ合わせた粉の半量と砂糖、卵、ドライイーストを入れます。卵はイーストから離してボウルに入れてください。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの粉と塩、角切りにした無塩バターを入れます。
・牛乳は人肌くらいに温めておきます。
2.シナモンフィリングを作る。
常温に戻した無塩バターを滑らかになるまで混ぜ、フィリング用の砂糖とシナモンパウダーを混ぜ合わせます。
3.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストをめがけて温めた牛乳を加え、ヘラで手早く混ぜます。ある程度混ざってきたら、ボウルBを加えてさらに混ぜます。水っぽさがなくなり、生地がひとかたまりになるまで混ぜたら台に出します。
4.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返していきます。生地がある程度まとまってきてから「叩き」を加えてくださいね。
5.一次発酵させる。
生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れます。ぴったりとラップをして、生地が2倍の大きさに膨らむまで温かいところに置いておきます。粉をつけた指で押して、生地が戻ってこなければ発酵完了です。
6.生地を寝かせる。
生地を台に出して丸め直します。とじ目を下にして置いたら、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分ほど寝かせます(ベンチタイム)。
7.生地を長方形に伸ばす。
はじめに麺棒を十字において生地を少し伸ばします。
中央から順に縦横に麺棒を置いて少しずつ伸ばします。この時4つの角に生地の“たまり”を残しながら少しずつ伸ばすのがポイント。
ある程度大きくなったら角を引っ張って伸ばしましょう。こうすると丸い形からきれいに四角く伸ばすことができます。
8.フィリングを塗る。
伸ばした生地の奥から5cmほど残して、フィリングを均一に塗ります。生地全体にフィリングを塗ると、生地の巻き終わりを閉じることができなくなってしまいます。
9.生地を巻く。
生地を手前からくるくると巻いていきます。この後生地が膨らむので、あまりきつく巻きすぎないように、力を入れずにくるっと巻いてください。生地を巻いたらとじ目をしっかり閉じます。
10.分割する。
ナイフで6~8等分にカットします。
11.二次発酵させる。
カットした生地の切り口を上にして型に入れ、15~20分を目安に二次発酵させます。型に入れなくても作れますが、型に入れたほうがきれいに焼きあがります。今回は、グラシンケースをしいたマフィン型を使用しました。(グラシンケースを使用せず、マフィン型にバターを塗って生地を入れてもOKです。)
12.オーブンで焼く。
溶き卵(分量外)を薄く塗って、お好みでワッフルシュガーをのせます。190度に予熱したオーブンで12~15分焼きます。
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『シナモンロール。』
もこもこと中心から盛り上がっている形がかわいらしいですよね。きれいな渦巻きにしたい場合は、8等分にして作るといいですよ。
焼きあがるとシナモンの香りが広がって、幸せな気分に。ぜひ試してみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活