小ぶり&やわらかいので、子どもでも食べやすく。
ベーグルは1次発酵がいらないのでかなり短時間で作れます。生地を茹でてから焼くという、ちょっと変わった作り方がベーグル独特の食感を作る最大のポイント。
初めて食べたベーグルは少し固くて、当時まだ小さかった我が家の子どもたちには少し食べにくいパンでした。そこで、生地はやわらかく、大きさは小ぶりにすることで、子どもでも食べやすくしたのが我が家の「ベーグル」です。
ベーグルの材料は、強力粉と水、砂糖、塩、ドライイーストが一般的ですが、そこに少しだけオイルを加えて生地にやわらかさを出しました。
ベーグルの作り方
【材料(5個分)】
強力粉 200g
A砂糖 15g
Aドライイースト 3g
塩 4g
水 110~120g
オリーブオイル 5g(お好みのオイルでも〇)
【作り方】
1.材料を準備する。
・大きいボウル(ボウルA)に半量の強力粉とAを入れます。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの強力粉と塩を入れます。
・水は人肌くらい(ぬるいお風呂くらい)に温めておきます。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストをめがけて温めた水を加え、ヘラで手早く混ぜます。ある程度混ざってきたら、ボウルBとオリーブオイルを加えてさらに混ぜます。生地がまとまってきたら台に出します。
3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりして、5~10分程度こねます。水の分量が少なめなので、生地が少し伸びにくく固めです。手のひらの付け根でしっかり押し出すようにこねましょう。
4.生地を寝かせる。
生地をこねたら5等分にして丸めます。とじ目を下にして置いたら、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分ほど寝かせます(ベンチタイム)。
5.生地を伸ばして棒状にする。
生地のとじ目を上にして麺棒で楕円形に伸ばし、くるくると巻いて棒状にします。巻き終わりを閉じて、生地が20cmの長さになるまでころころ転がして伸ばします。
6.生地の端を平らにする。
伸ばした生地の片側の隅を押し潰して平らにします。
7.成型する。
くるっと丸めて片側の隅を包みます。この時、とじ目はしっかりつまんで閉じてくださいね。そうすることで、茹でている間にとじ目が崩れにくくなります。
8.形を整える。
輪っかにした穴に指を入れて引っ張るようにして形を整えます。焼くと生地が膨らんで穴がふさがってしまいますので、大きめに穴をあけましょう。
9.発酵させる。
正方形に切ったクッキングシートの上に8をのせ、温かいところに15~20分ほど置いて発酵させます。発酵時間は通常より短めにするときれいに仕上がりやすいです。
10.オーブンを予熱する。
オーブンを190度に予熱しておきます。このあと生地を茹でるのですが、茹で上がったら時間をおかずにすぐにオーブンで焼くとキレイに仕上がるので、茹でる前にオーブンを予熱しておきましょう。
11.生地を茹でる。
フライパンなどの口の広い鍋にお湯(分量外)を沸かし、お湯1Lあたり砂糖大さじ1(分量外)を入れます。生地の表面を下にしてお湯に入れ、30秒茹でたらひっくり返してさらに30秒茹でます。オーブンシートがあると生地が手にくっつかずにお湯に入れることができますよ。お湯は沸騰しない程度の温度を保ち、静かに茹でましょう。
※お湯に糖分を入れて茹でると生地につやが出ます。通常はモルトエキスなどを入れるのですが、なかなか手に入りにくいので、我が家では砂糖かはちみつで代用しています。
12.生地を焼く。
お湯からあげたら、クッキングシートを敷いた天板に並べて、すぐに予熱しておいたオーブンで15~18分焼きます。表面にしっかり焼き色がついたら完成です。
●このレシピをお気に入り保存する
『こどもベーグル。』
ベーグルにはクリームチーズが欠かせませんよね。クリームチーズをたっぷり挟むだけでもいいですが、生ハムやスモークサーモンを加えたり、フルーツやジャムなどの甘いものも合いますよ。お好みの組み合わせでベーグルを召し上がってくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活