レシピサイトNadia
    • 公開日2017/03/01
    • 更新日2017/03/01

    春が旬!「アサリ」の美味しい調理法と栄養

    2月~4月に旬を迎える「あさり」。潮干狩りなどを楽しむ方も多いですよね。春の産卵の時期を迎えたあさりは身がぷっくりしてとってもおいしいです。基本の調理法と栄養を知っておいしくいただきましょう!!

    このコラムをお気に入りに追加

    4

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    春が旬!「アサリ」の美味しい調理法と栄養

     

    アサリの旬は春と秋の2回

    アサリは水温が20度ほどになると産卵のため、身がプックリとして旬をむかえます。そのため日本では春と秋の2回おいしい時期があります。また、夏の産卵期になると生殖巣に毒を持つことがあり、中毒を起こしやすいといわれ、あまり食べられなくなります。

     

    アサリの栄養

    アサリには血液をサラサラにしたり、肝機能や心臓の働きを強めたりなどの効果があるタウリンや悪性貧血を防止するビタミンB12を豊富に含んでいます。また、肌や髪、爪などの健康を維持する「亜鉛」や、むくみを解消する「カリウム」など、女性にはうれしい効果も期待されます。ヘルシーでうま味たっぷりなのでおいしく食べたいですね。

     

    アサリを上手に砂抜きしよう

     

    塩水の準備

    アサリは海水程度の塩分の水(塩分濃度3%~3.5%)につけると砂を吐き出します。できれば、水は数時間放置し、水道のカルキを抜いたものを用意しましょう。

     

    砂のはき戻しに注意

    きちんと塩水を用意して砂抜きをしても、砂が混じった水をそのままにしておくと、またアサリが砂を吸い込んでしまいます。そこで、バットやザルの上にアサリをのせてください。砂が下に落ちるので、吐き戻し防止になります。

     

    砂抜きは涼しく暗い場所で

    アサリの頭が少し出るくらいのひたひたの水に浸し、光が入らないようにフタや光を遮断できるものを上からかぶせます。夏場なら冷蔵庫へ、冬場なら涼しい場所に置きましょう。砂抜きの時間は、スーパーで買ったものなら最低2~3時間、潮干狩りのものなら一晩ほど塩水につけておくといいでしょう。

     

    アサリの保存方法

    アサリの保存温度は10℃~15℃なので、涼しい場所で保存し、1日を目安に調理しましょう。長期保存をするのであれば、冷凍が最適です。砂抜きをして殻をよく洗い、水気をふき取り、金属製のバットに重ならないように乗せて冷凍します。凍ったら、フリーザーバックなどに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存する方法が一般的です。しかし、多少味が落ちてしまうのが難点です。

     

    冷凍してもふっくら!新冷凍方法

    アサリを冷凍して、味が落ちてしまうのを防ぐために、最近話題の冷凍法がありますので、ご紹介します。砂抜きをして殻をよく洗ったら、アサリが浸るほどの真水につけて、そのまま冷凍します。水分を保ったまま冷凍できるので、身がやせずにふっくらと仕上がります。解凍するときは冷蔵庫がおススメ。貝を取り出せるくらい氷が溶けたら、そのまま調理します。保存は1か月を目安に調理しましょう。

     

    おいしいアサリの酒蒸しの基本

    砂抜きが終わったら、さっそく調理です。まずはアサリをふっくら蒸し上げる基本的な酒蒸しの方法をご紹介します。ポイントは余熱調理です!

     

    アサリがヒタヒタになるくらい酒を入れる

     

    沸騰してアルコールを飛ばしたら蓋をする

     

    フライパンの縁にアサリをぶつけて、ショックをあたえる

    フライパンの縁にアサリをぶつけて、ショックをあたえ、口を開かせます。口が開きはじめたら、火を止めてください。

     

    蓋をしたまま軽く振り、余熱ですべて口を開かせる

    アサリは火を入れすぎると身が固くなります。余熱調理で上手にアサリに火を入れましょう! スープの濃さを調節したい場合はアサリを取り出して煮詰めるとよいでしょう。

     

    アサリのおいしい調理法

    旬のアサリを味わうおすすめのレシピをご紹介します。

     

    アサリとツナの白ワイン蒸し

    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/141682

    いつもの白ワイン蒸しにツナを加えます。ツナ缶のオイルで仕上げるのでサッパリとしています。 レモンをキュッと絞ってお召し上がりください

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/141682

     

    真鯛のポワレ ミニ白菜とアサリの軽いクリームソース

    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/133784

    カリッ!フワッ!とポアレした甘鯛に、今が旬の白菜のクリームソースをかけました。白菜の食感とアサリのコクがおいしいソースになります。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/133784

     

    和テイストなカジキのアクアパッア

    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/113607

    醤油を少しきかせたアクアパッア。カジキマグロの切り身を使っているのでお手軽に作れます。

    詳しいレシピはこちら
    https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/113607

     

    栄養とうまみがたっぷりのアサリを味わいつくす

    栄養もうま味もたっぷりのアサリ。出汁まで味わいつくすのがおいしい食べ方です。これから旬を迎えるアサリをいろんな調理法でお召し上がりください!

     

    関連コラム
    【憧れ料理道具辞典・蒸籠】選び方やお手入れ方法、おすすめレシピ
    おしゃれパスタネストはパーティにぴったり♡
    1分でパスタがゆであがる!?その秘密は水漬け&冷凍保存にあり

    キーワード

    このコラムをお気に入りに追加

    4

    気になるコラムを保存して、後で読み返そう!

    SNSでシェアしよう

    Nadia編集部おすすめコラム

    関連コラム

    「あさり」の基礎

    このコラムを書いたArtist

    松尾絢子(ちきむん)
    • Artist

    松尾絢子(ちきむん)

    料理研究家  テーブルコーディネーター(日本テーブルデザイナー協会認定講師) 二児の男子の母 無類のお酒好き ササッと出来る男子ウケご飯物から お酒必須のオツマミレシピが得意です パーティーシーンにはテーブルコーディネートに映える オシャレなお料理もご紹介しています

    にゃでぃあのおすすめ!
    「料理家」という働き方 Artist History