あさりの旬は2月~4月ごろと9月~10月ごろの年2回あります。旬の時期のあさりは身が肉厚でプリッとしていてうま味たっぷり! 素材が美味しいからこそシンプルな味付けでいただくのがおすすめです。
あさりを食べたときに砂が残っていると残念ですよね。あさりは砂の中で呼吸をしているので、たくさん砂を吸い込んでいます。美味しくいただくためにはきちんと砂抜きをすることがポイント! スーパーで購入した「砂抜き済み」のあさりも砂が残っていることが多いので、もう一度砂抜きしてから調理するのがおすすめです。
あさりの砂抜きのポイント
【1】砂抜きに使用する塩水の濃度は3%程度にする
海水と同じ3%程度の塩水を使用します。200mlの水に小さじ1の塩が目安です。
【2】あさりが重ならないように並べる
あさりが重なっていると吐いた砂を下のあさりが吸ってしまうので、平らに並べることができるバットを使うのがおすすめです。
【3】ひたひたの塩水で砂抜きする
塩水が多いと砂を吐きにくいので、あさりの殻が水から少し出る程度の水分量に調整しましょう。
【4】アルミホイルや新聞紙などをかぶせる
アルミホイルなどをかぶせて暗くし、あさりが砂の中にいる状態を再現することで砂を吐きやすくなります。また、勢いよく水を吐くことがあるので蓋をしておくと周りが汚れずに安心です。
あさりの酒蒸しの作り方
【材料(2人分)】
あさり 300g
酒 大さじ3
青ねぎ 1/2本
【作り方】
1.あさりの砂抜きをする。バットに水300ml、塩大さじ1/2(9g)を入れて混ぜ、あさりを加える。アルミホイルをかぶせて冷蔵庫で2~3時間おく。ボウルに移して殻をこすり合わせるように水洗いする。
【POINT】
・夏は冷蔵庫で砂抜きするのをおすすめします。冬は室温でもOKです。
2.青ねぎは小口切りにする。
3.フライパンに1と酒を入れて蓋をし、強めの中火にかける。フライパンをときどきゆすりながら、あさりの口が開くまで加熱する。
【POINT】
・あさりは加熱しすぎてしまうと身がかたくなってしまうので、加熱しすぎに注意してください。
4.あさりの口が開いたら、器に盛り2を散らす。
【POINT】
・味が薄ければ、醤油や塩を足してお召し上がりください。あさりは塩分がしっかりとあるので、入れすぎには注意してくださいね。
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あさりの酒蒸し
あさりと青ねぎのシンプルな組み合わせも美味しいですが、少しアレンジするなら青ねぎの代わりに三つ葉やキャベツ、菜の花などを加えてもボリュームが出て美味しいですよ。
キャベツや菜の花は一緒にフライパンに入れて加熱すればOKです。火の通りが同じになるように、軸の太い菜の花は縦半分に切るといいですよ。
三つ葉はさっと火を通したいので、あさりの口が開いたら三つ葉を加えてしばらく蒸らしましょう。(三つ葉のレシピはこちら)
そのほかにも刻んだしょうがやにんにくを加えてもまた違った風味が加わって美味しいですし、バターをプラスするとコクが加わって子どもさんも大好きな味付けになりますよ。ぜひ、お好みでアレンジしてみてくださいね。
あさりの酒蒸しの日のおすすめ献立
あさりの酒蒸しに合わせるなら、一品でお野菜がたくさん摂れるおかずを合わせるとバランスのいい献立になるのでおすすめです。
筑前煮
鶏肉とにんじん、れんこん、里いもなどお野菜がたくさん摂れる定番の煮物。たけのこも加えて春らしく仕上げます。できあがってから一度冷ますとよく味が染みて美味しくなりますよ。
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筑前煮
新玉ねぎとトマトの香味和え
旬の新玉ねぎとトマトで作るさっぱりとした和え物。新玉ねぎとトマト、みょうがを醤油、酢、オリーブオイルなどで和えて、千切りにした青じそをトッピングすればできあがり。みょうがと青じその風味が爽やかでアクセントになりますよ。
●詳しいレシピはこちら
新玉ねぎとトマトの香味和え
このほかにも、豚汁など野菜をたっぷり加えたお味噌汁、野菜の煮物や和え物、ご飯ものなら五目炊き込みご飯やたけのご飯などもおすすめです。お好みで組み合わせてみてくださいね。
いかがでしたでしょうか? あさりの下処理には少し時間はかかりますが、一度工程を覚えてしまえば簡単にできます。下処理の方法を覚えれば、あさりのお味噌汁やボンゴレビアンコなどいろいろな料理にも応用できますよ。旬のうま味たっぷりのあさりの酒蒸しをぜひ作ってみてくださいね。
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