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  • 公開日2020/07/26
  • 更新日2024/02/16

アクアパッツァ基本の作り方|切り身&フライパンで簡単!【定番レシピ】

魚介を水や白ワインなどで煮込んで作るイタリア料理「アクアパッツァ」。今回は鯛の切り身を使ったアクアパッツァの作り方を詳しくご紹介します。鯛をまるごと使ったレシピや、あさりなしでも美味しく作れるレシピも紹介していますので、こちらも試してみてくださいね。

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アクアパッツァ基本の作り方|切り身&フライパンで簡単!【定番レシピ】

 

実は簡単!おもてなしにもぴったりな「アクアパッツァ」

アクアパッツァとはイタリア語で「狂った水」という意味。イタリア南部のカンパーニャ州発祥の郷土料理です。漁師さんが海水を使って魚を煮たことが始まりともいわれています。ブイヨンは使用せず、水で魚介類を煮込むことが特徴! シンプルで豪快な料理です。

魚は鯛やメバルなどの白身魚を使うことが多く、あさりやムール貝などの貝類を加えることも。そこに水とドライトマトやブラックオリーブ、ケッパーなどを加えて煮込めば完成! 白ワインを加えて作ることもあります。材料も工程もシンプルながら、魚介のうま味を存分に味わえる贅沢な一品です。

骨や皮からもうま味が出るため魚はまるごと1尾使うことも多いのですが、今回は家庭でも作りやすい魚の切り身で作るレシピをご紹介します。切り身でも美味しいアクアパッツァが作れますよ!

 

切り身で作る!基本のアクアパッツァの作り方

 

材料(2人分)

鯛(切り身) 2切れ
あさり 100g
ミニトマト 6個
ブラックオリーブ(種なし) 6個
にんにく 1片
白ワイン 50ml
水 150ml
オリーブオイル 大さじ2
塩 少々
こしょう 少々
イタリアンパセリ 適量

魚は鯛以外にもたらやスズキ、イサキ、メバル、鮭などで作っても美味しいです。ちょっと豪華にしたい場合は、魚をまるごと使用するのもおすすめです。フライパンに入る手ごろな大きさの鯛やメバル、カサゴなどが手に入ればぜひ作ってみてください。
魚をまるごと使う場合は内臓を取り除いて、皮目に斜めに包丁を入れてから使用してくださいね。骨からもいいうま味が出ますよ。豪華な見た目はおもてなしにもぴったりです!

 

作り方

【下準備】
・あさりは塩水(水200mlに対して塩小さじ1)につけて砂抜きをする。

 

1.鯛、あさりの下準備をする

鯛に塩少々をふって約10分おき、キッチンペーパーで水気をふきとる。
あさりは殻をこすり合わせて洗い、水気を切る。

 

【ポイント】

魚に塩をふり、しばらくおくことで魚の臭みをとることができます。

 

2.野菜の下準備をする

ミニトマトは半分に切って、にんにくはつぶす。イタリアンパセリは粗く刻む。

 

3.鯛を焼く

フライパンにオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れて弱火にかける。香りが出てきたら中火にして、1の鯛を皮目から焼く。焼き色がついたら上下を返し、裏面にも軽く焼き色をつける。

 

【ポイント】

ここでは魚に焼き色を付ける程度でOK。中まで火を通す必要はありません。

 

4.具材を加えて煮る

あさり、ミニトマト、ブラックオリーブ、白ワイン、水を加えて蓋をする。沸騰したら中弱火で7~8分煮る。

 

【ポイント】

火加減は弱すぎないようにします。ふつふつと沸騰しているくらいの火加減を保ちながら煮込みます。

 

5.オリーブオイルを入れ、鯛にスープをかけながら煮る

蓋を外して、オリーブオイル大さじ1を回し入れ、鯛にスープをかけながら1~2分煮る。塩、こしょうで味を調えて、イタリアンパセリを散らす。

 

【ポイント】

魚介にも塩気があるので、味付けの塩は入れすぎないように注意してください。しっかりと塩味があれば、味付けの塩は入れなくても大丈夫です。

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【アクアパッツァ】切り身で簡単本格的な味!


アスパラガスやパプリカ、きのこなどの野菜を加えても美味しいですし、見た目も彩りよく華やかになります。タイムなどのハーブを加えると魚の臭み消しにもなりますし、爽やかなハーブの風味がアクセントになります。ぜひ、お好みでアレンジしてみてくださいね。スープが残ったら、ゆでたパスタを加えたり、ご飯を入れてリゾット風にしても美味しいです。

アクアパッツァの日の献立は、野菜たっぷりのサラダや野菜のグリル、生ハムやチーズを使った前菜などがおすすめです。おもてなしなら、チーズや野菜で作るピンチョス、ブルスケッタなども食卓が華やかになりますよ。

 

アクアパッツァはパスタにアレンジしても◎!

魚介のうま味たっぷりのスープはパスタにアレンジしても美味しいです。アクアパッツァの作り方はご紹介したものとほぼ同じでOK! パスタにする場合は食べやすいように、魚はひと口大に切り、ブラックオリーブは輪切り、にんにくはみじん切りにしましょう。アクアパッツァのスープをパスタに吸わせるようにして炒め合わせればできあがり。簡単なのにお店のパスタのような美味しさですよ。ぜひ、こちらもお試しください。

●詳しいレシピはこちら
アクアパッツァパスタ


豪華な見た目で手間がかかりそうに思いますが、作り方はとってもシンプル! 難しい工程もないのでおうちでも手軽に作れますね。普段のご飯なら切り身を使用してお手軽に作ったり、おもてなしなら魚をまるごと1尾使用したりしてもいいですね。

フライパンごとテーブルにサーブすれば、豪華な食卓になりますよ。スープも素材のうま味たっぷりで美味しいので、一緒に取り皿に取り分けて召し上がってくださいね。ぜひ、パンやパスタを添えてどうぞ。魚介のうま味たっぷりなアクアパッツァをぜひ作ってみてくださいね。

 

編集部厳選!アクアパッツァレシピバリエ

ここからはNadiaに掲載されているレシピから、編集部が厳選したアクアパッツァレシピをご紹介します。鯛を1尾まるごと使用したおもてなしにもぴったりなアクアパッツァに、少ない材料で手軽に作れるアクアパッツァも。こちらもぜひ試してみてくださいね。

 

鯛1尾まるごと!本格豪華なアクアパッツァ

https://oceans-nadia.com/user/611219/recipe/461721

鯛をまるごと使用した、見た目も豪華なアクアパッツァ。鯛の下処理をしたらあとは焼いて煮るだけなので、作り方はシンプル。冷凍シーフードミックスを使用していますが、生のえびやいかを使用するとさらに本格的な味わいになりますよ。おもてなしメニューにもぴったりの一品です。

●minoriさんの【アクアパッツァ】シンプルで見た目も豪華!

 

あさり&白ワインなし!簡単アクアパッツァ

https://oceans-nadia.com/user/22084/recipe/448402

こちらは、あさりや白ワインを使わず、少ない材料で手軽に作れるアクアパッツァ。鯛の切り身にはしっかり塩をふることで、味がぼやけずに仕上がりますよ。煮汁とオイルを乳化させることでできあがるソースが絶品! パンをつけて食べるのがおすすめです。

●福原ゆりさんの《白ワインなし!あさりなし!》アクアパッツァ


これまでにご紹介した【定番レシピ】はこちら

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