すぐに作れる!辛くない韓国料理「ケランチム」
韓国料理といえば辛いもののイメージが強いですが、実はそうでないものもたくさんあります。日本でいう茶碗蒸しのような「ケランチム」もそんな、辛くない韓国料理のひとつ。
「ケラン」は卵、「チム」は蒸す、という意味で、鍋に沸かしたスープに溶き卵を加え、蓋をして蒸して作ります。ふわっふわな卵とジュワ〜ッとあふれるスープがたまらない、アツアツがとっても美味しい料理です。すぐにしぼんでいくのを急いで食べるのも、ケランチムの醍醐味です。
日本の茶碗蒸しのように、蒸し器を用意したり、お湯を沸かしたりする必要もなく、鍋を直火にかけて作るのですごく簡単! シンプルな材料で作れるので、あと一品というときにぜひ作っていただきたいです。
今回は鍋で作る「基本のケランチム」と、電子レンジで簡単に作るレシピをご紹介します。
基本のケランチムの作り方
卵があればすぐにできる、ふわっふわの韓国版茶碗蒸し「ケランチム」。まずは、鍋で作る「基本のケランチム」のレシピからご紹介します。レシピ内ではトッペギ(韓国の黒い土鍋)を使用していますが、普通の鍋でもちろんOK! 直径15cmほどの小鍋で作ると高さが出てふんわりとできあがりやすくなります。
【材料(2人分/直径15cmほどの鍋使用)】
卵 3個
青ねぎ(小口切り) 適量
A酒 小さじ1
Aみりん 小さじ1
Aごま油 小さじ1
A塩 少々
B水 200ml
B鶏がらスープの素 大さじ1/2
B白こしょう 少々
【作り方】
1.卵液を作る
ボウルに卵を割り入れてよく溶きほぐし、【A】を加えて混ぜる。
【ポイント】
薄切りにしたしいたけやかにかまを裂いて加えても美味しくできます。
2.卵液を加えながら加熱する
鍋に【B】を入れて沸騰させる。強めの中火にかけ、1を注ぎながら絶えず菜箸で大きく混ぜる。
【ポイント】
手軽に鶏がらスープの素を使用しましたが、かつおだしなどで作っても。
卵液を加えながら混ぜることで、ふんわりと仕上がりやすくなります。
3.蓋をして加熱する
周りの方が固まってきたら、蓋をして中火で2分加熱する。
4.仕上げ
ふわっと膨らんだら、お好みで青ねぎを散らす。
ふわ〜っと膨らんだ作りたては最高です。しぼんでしまう前にアツアツをどうぞ。
●このレシピをお気に入り保存する
混ぜて蓋するだけ!韓国版茶碗蒸し☆ケランチム
レンジで簡単!ケランチム
こちらはもっと簡単な電子レンジで作るレシピです。耐熱容器にそのまま卵を割り入れて作るので、洗い物も少なくてさらにラクちんです。鍋で作るよりも若干しぼみやすいですが、簡単なので朝ご飯にもおすすめです。
【材料(1人分/容量200mlほどのココット皿使用)】
卵 1個
かにかま 1本
青ねぎ(小口切り) 適量
A水 100ml
A鶏がらスープの素 小さじ1/2
Aごま油 小さじ1/2
A塩・こしょう 各少々
【作り方】
1.耐熱容器で卵液を混ぜる
耐熱容器に卵を割り入れてよく溶きほぐし、【A】を加えてよく混ぜる。
【ポイント】
そのまま食卓に出せる耐熱のマグカップやボウルを使用します。あまり大きいと高さが出にくいので、容量200〜250mlの容器がおすすめです。(今回は容量200mlほどのココット皿を使用)
2.電子レンジ加熱(1回目)
卵液につかないようにふんわりラップをし、電子レンジ600Wで1分30秒加熱する。
【ポイント】
卵が膨らみやすいように、少し高さを出してラップをかけます。
3.一度混ぜる
一度取り出して菜箸で2〜3回混ぜ、かにかまを裂いてのせる。
【ポイント】
ここで一度混ぜて、全体がふんわりとムラなく火が通るようにします。かにかまは沈まないよう、卵液が少し固まったこのタイミングでのせます。
4.電子レンジ加熱(2回目)
卵液につかないように再びふんわりラップをして、電子レンジ600Wで1分加熱する。ふんわり膨らんだら、お好みで青ねぎ(小口切り)を散らす。
●このレシピをお気に入り保存する
レンジで簡単!韓国風ふわふわ卵「ケランチム」
いかがでしたか? 意外と簡単に、シンプルな材料でできる「ケランチム」。ふんわり卵がクセになること間違いなし! ぜひレパートリーのひとつにしてみてくださいね。
これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら
●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
おうちで作る【韓国料理】の人気レシピ15選|本格的な味わいを手軽に!
本当に美味しいサムギョプサル|何度も作りたい定番レシピVol.209