「サムギョプサル」ってどんなお料理?
本場韓国では、焼肉といえば牛肉ではなく豚肉なのだとか。その中でも、豚の三枚肉の厚切りをこんがり焼いて、サンチュなどの野菜で包んで食べる「サムギョプサル」は定番中の定番なのだそう。
ここ10年くらいで日本にも専門店が多くできましたが、味が美味しいのはもちろん、野菜がたっぷり食べられるということで女性にも人気です。
サムギョプサルは豚の三枚肉、いわゆるバラ肉を使います。ちなみに、サムギョプサルの「サム」は数字の3、「ギョプ」は層、「サル」は肉の意味。これは三枚肉を使わなきゃいけない料理ということですね!
また、このサムギョプサルは、漬けだれなどで下味をつけることなく焼くのが一般的。焼き上がったら、岩塩やごま油、「サムジャン」という合わせ味噌をつけ、青唐辛子やねぎと一緒にサンチュで包んでいただきます。
今回は、甘辛くてにんにく風味がクセになる「サムジャン」と、味と食感のアクセントになる「紫玉ねぎの酢漬け」の作り方も併せてご紹介します!
フライパンで手軽に!基本の「サムギョプサル」の作り方
サムギョプサルを作るときは、お肉を焼き始める前に付け合わせを準備しておくのがおすすめです。今回ご紹介する「紫玉ねぎの酢漬け」と「サムジャン」は、少しおいて味をなじませた方がいいので、まずはそちらの作り方からご紹介していきます。
【材料(4人分)】
豚バラ肉(ブロック) 600g
塩 小さじ1
黒こしょう 少々
サンチュ 適量
白髪ねぎ 適量
ラディッシュ 適量
スプラウト 適量
キムチ 適量
<紫玉ねぎの酢漬け>
紫玉ねぎ 80g
A酢 大さじ2
A砂糖 小さじ1
A塩 小さじ1/4
<サムジャン>
Bコチュジャン 大さじ2
B味噌 大さじ2
B砂糖 小さじ1前後
B白いりごま 小さじ2
Bごま油 小さじ4~
白ねぎ 10g
にんにく 1片
【作り方】
1.紫玉ねぎの酢漬けを作る。
紫玉ねぎは繊維に逆らって薄切りし、水にさらして水気をよく絞ります。【A】を合わせたところに入れて、15分以上漬けたら完成です。冷蔵庫で3~4日ほど日持ちします。
2.サムジャンを作る。
白ねぎとにんにくをみじん切りにし、【B】と合わせればできあがりです。すぐに食べてもかまいませんが、30分以上おいた方が味がなじんでより美味しくいただけます。残ったらきゅうりなどの野菜やお刺身を和えるのもおすすめ。冷蔵庫で1週間保存可能です。
3.サンチュやラディッシュなどの野菜を洗い食べやすい大きさに切る。白髪ねぎを用意する。
4.ブロックの豚バラ肉を食べやすい大きさに切る。
はじめに横に2~3等分にしてから、厚さ1cm弱に切ると食べごたえも残ります。切りにくい場合は、少し冷凍庫に入れてから包丁を入れると切りやすくなります。
5.肉を焼く。
豚バラ肉に塩・黒こしょうをふり、必要であればサラダ油(分量外・少量)をひいてから、フライパンでこんがりと焼く。
お肉が焼けたら、野菜やキムチ、紫玉ねぎの酢漬けをお好みでのせ、サムジャンを添えて、サンチュで包んで自由に召し上がってくださいね。
今回包んだ野菜のほかにも、大葉・レタス・トマト・きゅうり・せん切りしたにんじんなどもおすすめです。また、えごまの葉が手に入れば、韓国料理らしくなるのでぜひ試してみてください。
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『パーティーしたくなる!サムギョプサル』
みんなで自由に包んで食べるサムギョプサル。「これも入れると美味しいよ」、「今度はあれを入れてみようか」なんて会話も弾みそうですね。
たれと付け合わせを先に並べておいて、みんなでホットプレートを囲んでお肉を焼きながら食べるのも楽しいですよ。また、スキレットで焼いてそのままテーブルに出せばアツアツのままいただけるのでおすすめです。
おうちで焼肉パーティーをするときは、ぜひサムギョプサルを登場させてみてくださいね!
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