本場に負けないゴーヤチャンプルーが食べたい!
最近、すっかり夏の定番料理になったゴーヤチャンプルー。チャンプルーとは、崩した豆腐と野菜や卵などを炒め合わせた沖縄料理のこと。いろいろな具材のチャンプルーがあるなかで、特にゴーヤを使うものをゴーヤチャンプルーと呼んでいます。
ゴーヤは苦瓜(にがうり)という名の通り苦味があるのが特徴で、この苦味が食欲増進にもなるのですが、苦味が苦手で食べられないという方も多いのでは? 今回は、基本のゴーヤチャンプルーの作り方とともに、ゴーヤの苦味を取り除く裏ワザもご紹介。少しのポイントを押さえて作るだけで本場に負けない絶品ゴーヤチャンプルーが楽しめますよ。
絶品!基本のゴーヤチャンプルーの作り方
【材料(2人分)】
ゴーヤ 1/2本
豚バラ肉 100g
木綿豆腐 1/2丁
卵 1個
A塩 小さじ1/2
A砂糖 小さじ1
サラダ油 小さじ1
ごま油 小さじ1
B顆粒だし 小さじ1/2
B塩 少々(親指と人差し指で軽くひとつまみ)
Bこしょう 少々
B醤油 小さじ1
かつお節 適量
【作り方】
【下準備】
・ゴーヤは洗って縦に半分に切り、スプーンでワタと種を取って両端を切り落としてお好みの厚さに切る。
ゴーヤにAをまぶしてよく揉み、5〜10分置いて出てきた水分をきれいに洗って水気を切る。(苦味があっても大丈夫な場合はここまでの下処理で調理に使ってください)
鍋にお湯を沸かし、サッと湯通ししてザルにあけて水に取り粗熱を取って水気を切る。
【POINT】
ゴーヤのワタと種を取るのはティースプーンぐらいの小さいスプーンがきれいに取れます。塩と砂糖を揉み込んで置くことで苦味がなくなりますよ。
お子さんやゴーヤが苦手な方は薄めに、お好きな方は厚く切ってください。苦味が少ない白ゴーヤを使用しても。歯ごたえを残すために湯通しは本当にサッと短時間だけで仕上げてくださいね。
1.木綿豆腐はキッチンペーパーに包み、電子レンジ600Wで1分半〜2分加熱する。
豚バラ肉は3cm程度の長さに切る。
卵は溶きほぐす。
【POINT】
本場のゴーヤチャンプルーで使われている「島豆腐」は、水分含有量が少なく濃厚なうま味が特徴です。市販の木綿豆腐を島豆腐に負けない美味しさにするためには、豆腐をしっかり水切りするのがポイント。木綿豆腐を2〜3枚のキッチンペーパーで包んでレンジで加熱することで簡単に水切りできます。
豚バラ肉はこま切れなどの家にあるお肉や、スパム、コンビーフ、ツナ缶などでも。卵は白身と黄身が軽く混ざるくらいに混ぜ合わせれば大丈夫です。
2.フライパンにサラダ油を引き、木綿豆腐を手で割りほぐして入れ、両面に焼き目が付くようにしっかり炒める。焼き目が付いたら1度取り出す。
【POINT】
豆腐は手で適度な大きさにちぎって入れることで断面がぼこぼこになり、調味料が全体によく回って味が染み込みやすくなります。しっかり両面を焼くことで、さらに豆腐の水分が抜けてうま味がアップしますよ。
3.フライパンにごま油を引き、豚バラ肉をほぐしながら炒める。豚バラ肉に火が通ったらゴーヤを入れてザッと混ぜ、木綿豆腐を戻し入れ、Bを加えて全体に味が絡むように混ぜ合わせ炒める。
【POINT】
豚バラ肉を炒めて出てきた油とごま油でゴーヤを炒めることで、さらにゴーヤの苦味をなくします。ゴーヤは炒め過ぎないように注意してくださいね。
4.卵を回し入れ、蓋をして火を消し、30〜40秒おく。
【POINT】
具材にまんべんなく卵が絡むように溶き卵を全体に回し入れます。火を消して蓋をし、余熱で卵に火を通すことで卵がふんわりやわらかく仕上がりますよ。
5.蓋を開けて火をつけ、卵が細かくなりすぎないようにフライ返しで底からすくってザッと混ぜ合わせる。器に盛り、かつお節をかける。
【POINT】
卵の加熱状態を見て、足りなければお好みの状態になるまで加熱してください。あまり混ぜ過ぎると卵が細かくなりすぎるので、底からすくうようにザッと混ぜ合わせます。かつお節を混ぜることでさらにゴーヤの苦味がなくなりますよ。
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いかがでしたか? すっかり夏の定番野菜となったゴーヤ。ゴーヤの苦味は体内にこもる熱を排出し、胃腸の働きを促進して夏バテの予防に役立ちます。夏野菜の王様と呼ばれるゴーヤの栄養を美味しくしっかり吸収して、元気にこれからの暑さを乗り切ってくださいね。
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