手に入りにくいタマリンドの代わりにドライプルーンを使って遜色ない味わいに仕上げました。 タイ料理の中でも人気のパッタイを是非おうちでも楽しんでみてください。
材料を全部入れると量が多くなるのでフライパンは大きめ、深めのものがおすすめです。 3人前以上作る場合は2回に分けた方が油や味の馴染みが良いです。
センレックは30分ほど水に浸けて戻す。 爪でちぎれるくらい柔らかくなったらザルにあげてしっかりと水気を切る。
ソースを作る。ドライプルーンは1センチほどの角切りにし、水と一緒に小鍋に入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、ゴムベラなどで果肉をつぶしながら5分ほど煮る。
プルーンの形が崩れてドロっとしたら目の粗いザルで濾す。ここでもゴムベラを使ってザルに押し付けるようにすると無駄なく濾せます。少し根気がいる作業ですが味の要になるポイントなので頑張って濾してください。
漉し終わるとこんな感じのペースト状になります。
えびは尻尾を残して殻を剥き、背に切り込みを入れて背ワタを取る。
深めのフライパンにサラダ油を熱し、えびを加えて弱火で炒める。油が多めな為、えびに水気がついていると跳ねるので注意してください。
えびの色が両面変わったら赤玉ねぎと干しえびを加え中火で炒める。ここで油にえび、赤玉ねぎ、干しえびの旨みが移るのでじっくり炒めてください。
厚揚げとたくあんも加えさっと炒める。
卵を割り入れ、旨味の移った油を吸わせるようなイメージで大きく混ぜながら炒める。完全に火を通さず8割くらい火が通ればOK。
水を切ったセンレックを加え、具材と混ぜながら炒める。加えてすぐはセンレックにコシがありますが、油となじんでいくにつれてふにゃっと柔らかい感触になります。油が少ないと柔らかくならないのでその場合はサラダ油を鍋肌から少し足してください。
センレック全体が柔らかくなったらソースを加えて混ぜながら炒める。よく混ざったらピーナッツ、もやし、にらを加えて1分ほど炒め合わせ、器に盛り付ける。もやしとにらは炒めすぎず、少しシャキシャキ感が残っている方が美味しいです。
レモンとお好みで粗挽き唐辛子を添える。
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両角舞【手をかけレシピ】
タイ料理研究家・フードコーディネーター
#手をかけレシピ 下ごしらえや過程の意味を大切に。【手をかけ】で料理はもっと楽しくおいしくなる! ◆TVや広告のフードコーディネーター歴16年 ◆レシピ本3冊出版 ◆料理教室主催、企業レシピ監修多数 ◆手をかけポイントを絞れば料理は単なるごはん作り→楽しい時間になる ◆日々の料理をストレスにしない! タイ料理好きが高じてタイに住み、レストラン立ち上げの仕事に携わったり現地の料理教室に通って学んできました。 自身の病気をきっかけに漢方を学び、漢方スタイリストの資格を保持しています。