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    • 公開日2016/11/03
    • 更新日2016/11/03

    冷凍保存もできる!今が旬の「かぶ」の栄養とおいしいレシピ

    これからの寒くなると旬を迎えるかぶ。かぶは、白い部分だけでなく、葉の部分も食べられます。丸ごと食べられるかぶの栄養や保存法、おすすめレシピを紹介します。

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    冷凍保存もできる!今が旬の「かぶ」の栄養とおいしいレシピ

     

    葉を捨てるなんてもったいない!かぶは丸ごと食べられる

    「かぶは白い部分しか食べない」という方もいるかと思いますが、じつは葉の部分も食べられます。しかも、葉には白い部分よりも多くの栄養が含まれているんです。

    葉には、おもにビタミンC、カルシウム、葉酸、鉄、β-カロテンなどの栄養素が含まれています。

    鉄や葉酸には造血作用があり、女性にとって不可欠な栄養素です。また、β-カロテンには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去してくれます。

    もちろん、白い部分も栄養満点! かぶはじつは大根とよく似ていて、アミラーゼという消化酵素が含まれており、胃腸に良いとされています。また、カリウムやビタミンCなども含まれています。

    ちなみに、かぶの白い部分、一見「根」のように見えますが、胚軸という発芽した「茎」なんですよ!

     

    かぶの選び方と保存方法

    かぶの選び方と保存方法を知れば「冷蔵庫の中で、いつの間にかしなびてしまった…」ということを防げます。

     

    かぶは葉が元気なものを選ぶ

    葉がついたまま売られていることが多いかぶ。かぶを選ぶときは、葉の部分がしなびていなくて、元気そうなものを選ぶのが◎です。

    また、白い部分が重くてずっしりとしていて、傷がないものを選ぶと良いでしょう。

     

    冷蔵保存も冷凍保存もできる

    冷蔵庫で保存するときは、白い茎の部分と葉を分けて保存します。そのままだと、葉のほうに栄養や水分が吸い取られてしまうんです。

    買ってきたら、すぐに葉の根本の部分を切ってしまいましょう。

    かぶは葉も茎も冷凍保存が可能です。葉は下ゆでしてから水気を絞り、ラップで包んで冷凍します。茎の部分は、生のまま使いたい大きさに切って冷凍OK。汁物や煮物などに、冷凍のまま使えます。

     

    千切りや薄切りにして干しても◎

    かぶは、干して乾燥させる保存方法もおすすめ。

    千切りや薄切りにして干しておくだけで、味が凝縮されておいしくなります。

    たくさん買ったけど食べ切れなさそう…というときは干してしまいましょう。

    ざるなどに並べて、気温の低い晴れた日に干すのが◎。干したあとのかぶは、常温で長期保存できます。

     

    かぶのおすすめレシピ

    かぶは大根のように使えばOKです。和食のイメージが強いですが、ポトフやシチューなどに入れるのもおすすめです。

     

    かぶのポトフ

    【材料(2人分)】
    かぶ…1/2個
    玉ねぎ…1/4個
    にんじん…1/4個
    ウインナー…3本
    水…250ml
    顆粒コンソメ…小さじ1
    パセリ…少々

    【下準備】
    ・かぶの皮をむき、乱切りにする
    ・玉ねぎの皮をむき、薄切りにする
    ・にんじんの皮をむき、厚めのいちょう切りにする
    ・ウインナーを長さ斜め1/2に切る

    【作り方】

    1. 鍋に、かぶ、たまねぎ、にんじん、ウインナー、水、顆粒コンソメを入れ、蓋をして弱火で10分煮る。

    2. 器に盛り付け、パセリをふる。

    詳しいレシピはこちら「かぶのポトフ」

     

    かぶのポタージュ

    【材料(2人分)】
    かぶ…1/2個
    玉ねぎ…1/4個
    水…150ml牛乳…50ml
    顆粒コンソメ…小さじ1
    ブラックペッパー…少々
    パセリ…少々

    【下準備】
    ・かぶの皮をむき、いちょう切りにする
    ・玉ねぎの皮をむき、薄切りにする

    【作り方】

    1. 鍋に、かぶ、玉ねぎ、水、顆粒コンソメを入れて蓋をして、弱火で5分煮る。

    2. 1をミキサーにかけて牛乳を加え、再度鍋に移して火にかける。ふつふつとしたら火をとめ、器に盛り付け、ブラックペッパーとパセリをふる。

    詳しいレシピはこちら「かぶのポタージュ」

     

    旬を迎えるかぶ。大根のかわりに使ってみるのも◎

    春の七草にも出てくるかぶ(すずな)は、秋から冬かけて旬を迎え、白い茎の部分も葉の部分も美味しく食べることができます。

    かぶは大根とよく似た野菜なので、いつもは大根でつくる料理をかぶで作るという手もあり。新たな発見があるかもしれませんね。

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    このコラムを書いたArtist

    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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