もうすぐひな祭り。ひなあられやひし餅でのお祝いもいいですが、今年は手作り和菓子に挑戦してみませんか? 桜餅なら見た目もキュートで作り方も簡単。みんなで生地を包んだり丸めたりしてわいわい楽しんでみましょう! 今年はみんなで作って、美味しく楽しめる「桜餅ひな祭り」をご提案します。
食感も味わいも異なる2種類の桜餅
桜餅というと、思い浮かぶのはどのようなものですか? 調理用語辞典で桜餅を調べると、『もち米を原料とし、ついたり練ったりして作る「もち菓子」に属するものと、薄く焼いた生地で餡を挟む「平鍋焼き菓子」に属するものがある』と書かれています。
一般的には、道明寺粉であんこを包んだものが関西風、白玉粉をといた生地を薄焼きにして餡を巻くのが関東風とされています。しかし、最近では、エリアを問わずどちらのタイプも見かけるようになりましたね。どちらもそれぞれ魅力があって違う美味しさがあります。
では早速、ご自宅でも簡単に作れる桜餅の作り方をご紹介します。
電子レンジで作れる!簡単【関西風】桜餅
関西風桜餅はもっちり、どっしり。食べごたえがあって満足感があるのが特徴です。通常、道明寺粉を使って作りますが、身近なスーパーなどではなかなか見かけない食材です。そのため今回は、手軽なもち米を使って本格的な桜餅を作ってみましょう。
【材料(5個分)】
もち米 1合
水 120ml
ぶどうジュース 30ml
砂糖 大さじ1
塩 2つまみ
つぶあん 125g
桜の花の塩漬け 適量
【作り方】
【下準備】
もち米を洗い、半日ほど浸水させておきます。半日たったら、ざるにあげて30分くらい水切りしておきます。
1.耐熱ボウルに水とぶどうジュース、砂糖、塩をよく混ぜ合わせてもち米を入れ、ラップをかけて電子レンジ600Wで8分加熱します。ぶどうジュースは、やや地味な色味にはなりますが着色料をなるべく使いたくない方にはおすすめです。
2.電子レンジから取り出して、ムラがないように一度しゃもじで混ぜてから、再度ラップをして600Wで2分加熱します。すりこぎをラップでまき、もち米を半殺し(半分くらいつぶれる状態)にして5等分に分けておきます。
3.あんこは25gずつに丸めておきます。あんこがやわらかくて丸めにくいときは、電子レンジで1分ずつ様子を見ながら加熱してください。
4.2のもち米で餡を包みます。もち米は手にベトベト付きやすいので、水をつけながら丸めるときれいに仕上がります。
5.仕上げに塩抜きした桜の花の塩漬けをのせてできあがりです。
桜餅なので、桜の葉や桜の花の塩漬けが欲しいところではありますが、入手できないときもあるかと思います。桜独特の風味はなくなってしまいますが、着色したり、笹やつばきの葉を飾るだけでもかわいらしく仕上がりますのでぜひいろいろな工夫をして楽しんでみてください。
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電子レンジで簡単 もち米で作る 桜もち。
【関東風】白あんとクリームチーズのアレンジ桜餅
関東風桜餅は短時間であっという間に作れるのが特徴です。生地は薄くてすぐに焼けるのでフライパンやホットプレートで気軽に作れるのがうれしいですよね。ホットプレートを囲んで家族や仲間と作れば、いつもとはひと味違う楽しいひな祭りになりそうですね。
食材をひとつ加えるだけでまた違った美味しさになります。今回はあんこにクリームチーズを合わせてちょっとアレンジ。和菓子が苦手な方にもおすすめできる美味しさです。
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関東風 白あんとクリームチーズのモチモチ桜もち。
意外と簡単にできる桜餅。しかもできたての美味しさは格別です。今年は手作り桜餅でひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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