旬の大根をさらにおいしく! 大根は少しの時間干すだけでも味が凝縮して甘みが増します。 半干しの特徴はうまみが増して、歯ごたえが良くなり、戻さずそのまま使える事! 生と乾物の良いとこ取りなので、使いきれなかった大根など手軽に干してみてはいかがでしょうか?
干し方はお好みで良いですが、ハンガーや紐にひっかけると放置しておくだけで干すことが出来るので、ざる干しより便利です。
干すのに針金ハンガーを用意します。 干す前に、目安となるように大根の重さを計っておくと良いです。今回は1260gでした。
大根はよく洗い水分をふいておきます。
皮付きのまま縦4等分に切ります。 太さにある大根なら6等分にしてください。
1/4に切った大根の葉元を2センチほど残して切り込みを入れます。 皮側から包丁を入れると安定して切り込みを入れることが出来ます。
間隔をあけてハンガーにひっかけます。
風通しが良く日当たりの良い場所で1~2日程干します。 夜も干しっぱなしで大丈夫ですが、軒先に入れて夜露など当たらないようにします。
干して3日目。 表面が乾燥して大きさも小さくなっています。 1260gあった重さが600g程度になりました。 今回は半干しにするので50%くらいの重さになったら取り込みましたが、干し時間はお好みで調整してくださいね。 干し時間が短めだと程よいパリポリ感がでます。干すほど歯ごたえが出て旨みも凝縮してきます。
半干しなので戻すことなく煮物や炒め物、漬け物にすぐ使うことが出来ます。 使う際は熱湯をさっとかけてほこりなどを洗い流すと安心です。 葉の部分も干し葉になっているので、細かく刻んでお味噌汁などに入れても美味しいですよ。 すぐに使わない際は密封袋に入れて冷蔵庫で1週間程度保存することが出来ます。 割干し大根を使ったはりはり漬けのレシピはこちらをどうぞ。 https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/427617
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。