出回る時期が限定される桃ですが、シロップ漬けにすると一年中いつでも楽しめ、フレッシュな桃とはまた違った美味しさが味わえます。 ヨーグルトやアイスクリームと合わせたり、お菓子やサングリアなどのお酒に展開したりとアレンジは無限大! 桃の季節を保存瓶に閉じ込めて、いつでも好きな時に味わえるのはとっても特別で贅沢な気分に。 おすそわけにもおすすめです。
保存性を高めるために水と砂糖同量にしています。砂糖を少なめにする場合は保存方法や期間などが変わってきますのでご注意ください。
【消毒】 保存瓶やパッキンはアルコールなどで消毒しておきます。
【シロップを作る】 小鍋にA グラニュー糖又は砂糖200g、水200mlを入れ火にかけ、砂糖がとけたら火を止め冷ましておきます。 冷めたらレモン汁を加えます。
【桃を切る】 桃はたてに包丁を入れ、種に沿ってぐるっと切り込みを入れます。
両手でねじるようにすると半分に分けられます。 ねじる際に柔らかい桃だと崩れてしまうこともあるのでやや硬いくらいの桃の方が安心です。
鍋に湯を沸かし、沸騰したら桃を5秒くらい浸けてから冷水に取り出します。 お湯の温度が下がりすぎないように、桃は一つずつ網じゃくじで出し入れすると良いです。
キッチンペーパーなどで桃の水気をふき取り、手で皮をむいたら瓶の大きさに合わせて切ります。 種はスプーンでくり抜くようにはずします。 ※切った桃は、シロップの中に入れておくと変色しにくいですよ。
【瓶に詰める】 保存瓶に隙間なく桃を詰めて、シロップを瓶の口から2~3cmくらい下まで注ぎます。
【脱気】 保存性を高めるため、脱気します。 瓶がすっぽり入る高さの鍋を用意し、沈めた布巾の上に保存瓶をのせ、しっかりかぶるくらいまで水を入れ、沸騰後30分煮ます。
【冷ます・保存】 取り出して、冷めるまで放置します。 しっかり脱気できていれば、留め具を外してもふたは閉まったままです。 保存は1年ほど。開封したら冷蔵庫で1週間以内に食べきります。
445232
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。