おつゆを吸ったお揚げさんとしっとり鶏むね肉、 程よく食感が残ったにんじんとごぼうがおいしい、 地味うまレシピです。 つきだし(お通し)に、 おつまみに、 あと一品欲しい時におすすめです。 串に刺してほどけないようにしたら、 おでんやお鍋の具にも使えます。 ※冷ましてからラップに包み冷凍→食べたくなったら電子レンジの解凍×あたためモードでok! ※鶏肉を柔らかくする下処理レシピ付きです。ご存知の方はスルーしてokです!(材料【B】工程9〜11)
▲お揚げは買った日に油抜きをして冷凍しておくと、急にこれが食べたくなった時に手早く作れて便利です。
小揚げは麺棒(又は菜箸)で、少し引き伸ばすようなイメージでコロコロ転がす。 ※こうすることで袋状に開きやすくなります。
小揚げを沸騰したお湯で2分煮て油抜きをし、ザルにあげて水気を切っておく。 ※フライ返しなどで浮いてくるお揚げを抑えると◎ ※油抜きの効果…油くささがなくなり、上品な味に仕上がる。調味料が染みこみやすくなる。 カロリーオフ。
材料を準備する。 小揚げ…一辺を手で開き袋状にしたら、キッチンばさみで全部の辺を切って2枚に分ける。 鶏むね肉…幅広めで薄くそぎ切りする。(8枚) にんじん、ごぼう…千切り。太めでも細めでもどちらでも◎ ごぼうは切ったら水につけておく。
まな板の上に鶏むね肉を並べ、ラップをかけて、平たくするイメージで麺棒をコロコロ回す。 ※力半分くらいで平たくなります。
小揚げ、鶏むね、にんじんorごぼうの順番で重ね、やや強めに巻き上げる。
フライパンを弱めの中火に熱し、巻き終わりを下にして並べ、混ぜたA 水150cc、めんつゆ大さじ1、砂糖小さじ2をまわしかける。
落し蓋をして7分〜8分煮る。
あつあつでも◎ 粗熱がとれるまでこのまま置いておくと、より味が馴染んで美味しくなります。 冷たくてもおいしいです。
以下(工程9〜11)、鶏むね肉をビックリするほど柔らかくする下処理レシピです。ご存知の方はこちらから下と、材料B 水200cc、塩10g、砂糖10gはスルーしてください。
《鶏むね肉を柔らかくする処理》 ポリ袋にB 水200cc、塩10g、砂糖10gをいれ、口を手で絞ってしゃかしゃかして塩と砂糖を溶かす。 ※完全に溶けなくても大丈夫です。 ※ポリ袋は破けにくいものを使い、扱いは優しくしてください。
ポリ袋に鶏むね肉(分量外)を入れ、口をしばって1時間〜ひと晩冷蔵庫で保管する。 ※使う際はザルにあげて水を切ってください。 ※このあと冷凍保管できます。キッチンペーパー等で水分を吸い取り、ラップに包んで冷凍してください。 ※この水をブライン液といいます。この量に対して鶏むね肉4〜5枚に使えます。
(補足) 水漏れしないよう、念のため二重にすると安心。 ※ボウルやタッパーではなくポリ袋にしている理由は、満遍なく行き渡りやすいため、又、冷蔵庫内で場所をとりづらいためです。 適したサイズの容器があればそれで構いません。 【ブライン液の注意点】 水の量に対して塩砂糖共に5%までが基本です。 塩小さじ1…5g(但し精製塩の場合6g) 砂糖小さじ1…3g(但しグラニュー糖の場合4g)
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おねこ
呑兵衛料理家
呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」