カチャトーラ=猟師風 イタリアの煮込み料理です。 よくよく焼いてほろっほろにほどける柔らかい鶏肉、ほくほくのじゃがいも、にんにく、たまねぎ、トマトのうま味、香ばしさを味わう大人のうま味煮込み料理です。 私の感覚ではごはんに合うイメージではありません。 白ワイン、赤ワイン、バゲットに合わせたい特別な一品です。
※味見のポイント…具材全てをまとめて味見するのがポイントです。 ※味付けのポイント…まず顆粒コンソメを小さじ1。よくかき混ぜて2分程経ってから味見すると、味の狂いがでづらいです。 ※トマトそのものの甘み、うま味により味が変わってきます。甘みが足りないと感じたら蜂蜜又は砂糖(分量外)を少々、うま味が足りないと思ったら味の素®︎(分量外)で調整がおすすめです。
1〜2㎝幅で切った玉ねぎを電子レンジ使用可能なポリ袋(又は耐熱容器)に入れ、電子レンジ(600w)に4分かける。 ※時短のためなので、時間がある時は鍋でじっくり炒めていただいても◎ ※参考まで…使っているポリ袋は写真のものです。
鍋にオリーブオイル大さじ1を馴染ませ、皮をむいたにんにく(大きければ半分に切っても◎)と、工程1の玉ねぎを入れて中火で炒める。 にんにくの香り、玉ねぎの甘い香りが立ち、茶色く色づくまで炒めたら(約5分)、一度鍋から取り出して寄せておく。
鶏モモ肉を大きめのひと口大に切り、味付き塩コショウを満遍なくまぶして手で揉み込む。次に薄力粉をまぶして馴染ませる。 にんにくと玉ねぎを取り出して空にした鍋に、オリーブオイルと鶏モモ肉を入れて強めの中火にかけ、こんがり焼き色がつくまでしっかり焼く。 ※味付き塩コショウは強めに振ってください。 ※ここから工程5までバチバチ大きい音が鳴り、油ハネがありますので気をつけてください。各工程ごとに、焦げそうだな、と思うくらいにしっかり焼きます。
鶏モモ肉がしっかりこんがり焼けたら、穀物酢を加える。 水分がなくなるまで鶏モモ肉を転がしながら焼く。 ※穀物酢を入れた直後、大きめにジャッーと音がしますが正解です。味がボケるので、火を弱めないようにしてください。
穀物酢の水分がしっかり飛び、これ以上焼いたら焦げすぎる、と思うくらいになったら酒を加え、同じく水分がしっかり飛ぶまで炒める。
工程2で炒めて寄せておいたにんにく、玉ねぎと、適当に切ったトマト、水を加える。 多少の水分が抜けるように、少し隙間を作ってフタをする。 ふつふつ小さく泡がたつくらいの火加減(弱火)に下げ、30分程度煮込む。 ※油分と水分が分離してしまうので、激しくぐつぐつするほどの強い火で煮込まないようにします。 ※火加減に不安があれば、5分程経ったら焦げ付きがないか鍋底を確認してください。焦げそうであれば火を弱めます。
参考…15分後
30分程度煮込んだら味見をし、顆粒コンソメを加えてお好みの加減に整える。
じゃがいもを清潔なたわしを使って水洗いしながら泥汚れを落とし、芽があれば取り除く。 小さめのひと口大に切り、電子レンジ使用可能なポリ袋(又は耐熱容器)に入れ、電子レンジ(600w)に4分かける。 ※1で玉ねぎの加熱に使ったポリ袋を再利用しています。
鍋にじゃがいもを加え、味が馴染むように10分程度煮る。
お持ちであれば、仕上げにオレガノ(ドライ)を加える。 ※ドライバジルにしていただいても合います。
器に盛りつけ、あればバジル(生)をちぎって散らす。
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2024/07/06 21:49
おねこ
呑兵衛料理家
呑兵衛料理家。豊富な食材に魅了され、北海道永住を決めた生粋の食道楽。 北海道在住20年。 春は山菜採り、夏はキャンプ、秋はきのこ狩り、冬はスキー。北海道各地の旬の食材と美食を追いかけ、弾丸長距離移動もするアクティブ派。 「夜が楽しければきっと明日はもっと楽しい!」をモットーに、夜を盛り上げるおつまみレシピとごはんがすすむおかずをメインにレシピ開発。 ●著書:ごはんもお酒もすすむ!絶品おねこ食堂(宝島社) ●コラム連載:「おねこさんと一緒にフードロス対策」