みなさん、「フムス」という料理をご存知ですか?
フムスとは、中東発祥のひよこ豆のディップのこと。ひよこ豆に練りゴマやレモン、ニンニクなどを入れてペースト状にし、クミンの香りでいただく風味豊かな料理です。
日本でも、モロッコ料理やイスラエル料理など、中東料理を出すお店で食べることができます。
このフムス、主役は何と言ってもひよこ豆。
ひよこ豆は、大豆と同じように乾燥状態で売られているので、水に一晩浸け、もどしてから茹でて使います。もちろん、水煮缶という手軽でとっても便利なものもあるのですが、この料理はひよこ豆の風味がダイレクトに伝わるんです。となると、どうしても乾燥豆を戻して作ったほうに軍配があがってしまうんです。
でも、いざ作ろうとなった時に、豆を戻して茹でるとなると、ちょっと時間がかかってしまいますよね。
そこでひらめいたのたが、ひよこ豆の代わりに、じゃがいもを使うこと!
ひよこ豆の特徴は、なんといってもホクホクとした食感。これが、じゃがいものホクホク感と似ているのでは、と気づいたんです。
豆といも。まったく異なる食材ですが、作ってみたら大正解!
フムスのレシピをもとに、試行錯誤しながら練りゴマやレモン汁をじゃがいもに合う分量に加減して、フムス風マッシュポテトが完成しました。
いつもとちょっと違ったマッシュポテトを食べたい時や、「フムスを作りたいけど、ひよこ豆がない!」というときに、ぜひお試しください。
ちなみにこのレシピ、冷めてもおいしくいただけます。お酒ともよく合うので、お花見や流行りのギャザリングにもいいと思います。
「さっぱりスパイシー!フムス風マッシュポテト」のレシピはこちらから。
https://oceans-nadia.com/user/23937/recipe/127768
正統派レシピを自分流にアレンジして、「うちの味」を作りましょう!
料理のレシピって分量通りに作っても、「ん? ちょっとイマイチ」ということ、ありますよね。
そんなときは、調味料の分量を自分好みに少し変えてみると、「おいしい!」という味にアレンジすることができます。
例えば、肉じゃがなら、レシピにある砂糖の分量は大さじ3だけど、ちょっと甘かったから今日は大さじ2に減らしてみる。あるいは、しょうゆを味噌に変えてみたり、スパイスを加えてみたり。自分が「おいしい!」という味に変えていっていいんです。そして、その自分にとっての「おいしい!」が見つかれば、「うちの味」の誕生です。
味の感じ方は、季節や体調などさまざまな要因で変わりますし、そもそも個人の好みもあります。
その時々で調味料の分量も変えていい、というのが私の考えです。
フムス風マッシュポテトもどんどん「うちの味」にしちゃってください!
ですから、今日ご紹介した「フムス風マッシュポテト」のレシピも、もっと酸っぱいのが好きなら、レモン汁を足して。ちょっとスパイスが強いと思ったら、クミンを減らす、じゃがいもの水分が少なくて硬ければ、水を増やして。おいしいオリーブオイルが手に入ったら、たっぷりかけて、と、どんどんアレンジしてくださいね!
ぜひ「これがうちの味!」というアレンジを見つけてください。