肉だけでなく、魚も食べて欲しい…。肉にはない栄養も入っているし、偏りすぎずいろいろなものを食べてもらいたい。そう思うお母さんも多いかと思います。今回は子どもの魚嫌いの理由と、美味しく食べるための方法をご紹介します!
嫌いポイント1 「生臭い」
魚には独特のにおいがあります。
においを和らげるには、
・塩を振ってしばらくおき、出てきた水分を軽く押さえながら拭き取る
・酒に漬ける
・香辛料や香味野菜を上手に使う
などの方法があります。
「魚が生臭いからイヤ!」におすすめのレシピ
・サバのカリッとソテー 青のりがけ
塩を振り、酒とおろし生姜に漬け込むことで独特の生臭さを抜きます。風味豊かな「青のり」をかけると、さらに魚臭さも和らぎ、食欲をアップします。子ども好みの味にすることができますよ!
【材料(4人分)】
サバ切身 4切
酒 大さじ1
おろし生姜 小さじ1
塩 少々
小麦粉 適量
青のり 適量
油 小さじ2
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●『サバのカリッとソテー 青のりがけ』
嫌いポイント2 「骨がある」
骨が食べる時に邪魔、あるいは実際に食べた時にのどに刺さってしまったという経験をもっている子どもたちも多いはず。痛かった、大変な思いをした、という記憶があったりすると、食べるのを嫌がってしまう傾向があります。
骨がついてない切り身魚をあらかじめ選ぶか、骨がある魚の場合はサバや鮭など、小骨が少なく、骨を見つけやすい魚を選びます。加熱した後だと骨を見つけづらいので、生の状態で取るのがおすすめです。
また、骨ごと食べられる缶詰を利用すると食べやすい+カルシウムなどの栄養もさらに摂取できるのでおすすめです。
「骨があるからイヤ!」におすすめのレシピ
・かじきの照り焼き
骨がついていない切り身を、食べ馴染みのある味付けにすることにより、見た目からも安心して食べられるようになります。
【材料(2人分)】
カジキ 2切
塩 少々
A 醤油 大さじ1
A はちみつ 大さじ1
A 酒 大さじ1
小麦粉 適量
油 小さじ2
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●『カジキの照り焼き』
・さば水煮缶使用 トマトクリームパングラタン
骨ごと食べられる水煮の缶詰を使えば手軽に調理ができておいしく食べられます。さらに、子どもが好きなグラタンメニューにして、「食べてみよう」の意欲を後押しします。
【材料(4人分)】
さば水煮缶 1缶(200g)
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 6個
バケット 1/3本
生クリーム 200cc
粉チーズ 大さじ4
トマトペースト 大さじ3
白ワイン 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1かけ
塩 少々
胡椒 少々
(あれば)パセリ 少々
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●『さば水煮缶使用 トマトクリームパングラタン』
嫌いポイント3 「味付け・メニューがワンパターン」
魚メニューは塩焼き・煮魚・照り焼きがほとんど…という場合、子どもにとっても魚料理はいつも同じ印象で飽きてしまいがち。味付けや調理の仕方を変えてマンネリを脱却するのも一つの方法です。
「いつも同じメニューだからイヤ!」におすすめのメニュー
・カジキのカレーマヨ焼き
子どもに人気のカレー風味で生臭さも抑えます。火を通しすぎると身がしまってパサついてしまいますが、マヨネーズを使うことで油分を補い、食べやすくします。
【材料】2人分
カジキ 2切
マヨネーズ 大さじ2
カレー粉 2つまみ
パン粉 大さじ2
塩 少々
胡椒 少々
(あれば)パセリ 適量
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●『カジキのカレーマヨ焼き』
嫌いポイント4 肉に比べてボリュームがない
和風のメニューにしがちな魚料理は、肉のように食べごたえがなく、物足りないイメージ。
子どもが好きなメニューや味付けで、肉料理並みにボリュームを出しつつ、脂多めな肉より、カロリーが抑えられるなどいいことも!
「食べごたえがないからイヤ」におすすめのメニュー
・じゃがいもと鮭のバター醤油ソテー
じゃがいもと鮭を子どもたちが大好きなバター醤油味で味付けするとパクパク食べられます。具材がごろごろ入ってしっかり食べごたえのある一品です。野菜も一緒に食べられるメニューです。
【材料】4人分
じゃがいも 2個
鮭 3切
豆苗 1/2パック
酒 大さじ1
バター 10g
醤油 小さじ2
塩 少々
胡椒 少々
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●『じゃがいもと鮭のバター醤油炒め』
・カジキの唐揚げ
子どもが大好きな唐揚げ! 鶏肉よりもカロリーが抑えられてふんわり柔らかくおいしく仕上がります。
【材料(2人分)】
カジキ 3切
A 醤油 大さじ1 1/2
A みりん 小さじ2
A 酒 小さじ1
A 塩 ひとつまみ
A 卵 1/2個
A にんにくすりおろし 小さじ1/4
片栗粉 適量
揚げ油 適量
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●『カジキの唐揚げ』
魚は骨を取ってあげるのが大変だからとお母さんの方でも敬遠してしまうこともあるかもしれません。
カジキのように骨のない切り身の状態で売っている魚がありますし、通常骨が付いている状態で売られている切り身魚でも、最近はあらかじめ骨の取ってある状態になっているものが、手に入りやすくなっています。
魚の調理はちょっと億劫…という場合は、そういった魚を上手に利用してみるところからはじめてみて、いろんな魚の味も経験させてあげてくださいね。
お子さんがひと口でも食べられたら◯! 「食べられた」という自信につなげてあげてください。様々な調理法にチャレンジし、一緒に食べて魚料理を楽しんでくださいね。
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