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ひき肉を詰めた大根をたっぷりのきのこと煮込んだあったかシチュー。市販のデミグラスソース缶を使いますが、ちょっとした一工夫でグンと本格的な味に仕上がります。おもてなしにもぴったりな、冬のイチオシメニューです。
◆大根をくり抜く時は、クッキー型やスプーンなどを使うとやり易いです。 ◆肉だねに隠し味として味噌を加えることで、旨味・深みが増します。 ◆焦がしバターの一手間で、大根の水分にも負けない深く濃厚な味わいの本格シチューに仕上がります。
大根は幅5cmに切って厚めに皮を剥き、ふんわりラップをして電子レンジ(700W)で10分ほど加熱する。さっと水洗いしてアクを落とし、真ん中辺りを底1.5cmほど残して中身をくり抜く。
玉ねぎは50g分をみじん切りに、残りをくし形に切る。きのこ類(マッシュルーム・しめじ)は石突を取って食べやすく裂く。ベーコンは細切りに。A パン粉大さじ1、牛乳大さじ1と1/2、味噌小さじ1、酒小さじ1、スパイス類(ナツメグ・オレガノ・胡椒)各少々はよく混ぜ合わせておく。
ボウルに合挽き肉とみじん切りの玉ねぎ、A パン粉大さじ1、牛乳大さじ1と1/2、味噌小さじ1、酒小さじ1、スパイス類(ナツメグ・オレガノ・胡椒)各少々を入れて混ぜ捏ねる。それを大根の穴の中にぎゅうぎゅうに詰めていき、上から小麦粉をはたく。
深鍋に油を熱して 3). をお肉の面から焼いていき、良い焼き色がついたら一旦取り出す。
同じ鍋で今度はベーコンを炒め、残りの玉ねぎときのこ類、半分に折ったローリエも加える。赤ワインを振って強火でアルコール分を飛ばしたら、B 水300ml、デミグラスソース缶1缶(290g)、トマトケチャップ大さじ1、コンソメキューブ1/2個とバター1片、肉詰め大根を入れ、やわらかくなるまで煮込む。
その間にフライパンで焦がしバターを作っておく。 中火~弱火でバターを溶かし、時折揺すりながら、茶色がかって良い薫りが出てくるまで火を入れる。それを 5). の仕上げに混ぜ入れる。
生クリームを添え、混ぜながらいただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。