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夏になると食べたくなる、沖縄料理の定番・ゴーヤーチャンプルー。ちょっとしたコツを押さえることで、水っぽくならずに格段においしく仕上がります。
◆ポイントは、最初に豆腐を油でしっかり焼くことです。水っぽくならず、味がぐっと引き締まります。 ◆ゴーヤーの苦みが苦手な方は少し薄めに切ってください。ワタと種は、実の部分よりも栄養価が高いので一緒に食べてしまいましょう(苦味はまったくありません)。火が通れば種もカリカリおいしくいただけます。
ゴーヤーは縦半分に切り、ワタごと5~7mm厚さに切る。 塩少々(分量外・ゴーヤー1本につき小さじ1/4程度)をまぶして10分おき、 手でぎゅっと水けをしぼる。
豆腐はしっかり水切りする (※急ぐ場合は、キッチンペーパーに包んで電子レンジで3分加熱する)。 卵は溶きほぐしておく。豚肉は大きければ食べやすく切る。
深めのフライパンに油大さじ1を熱し、手で大きめにくずした豆腐を入れて焼く。 豆腐に焼き色がついたら、一旦取り出す。
同じフライパンに改めて残りの油を入れ、豚肉を炒める。 肉の色が変わってきたらゴーヤーも入れて、軽く塩、きつめにこしょうを振り、 炒め合わせる。
ゴーヤーのワタの部分がとろけてやわらかくなったら、 豆腐を戻して醤油をまわし入れ炒め合わせる。 豆腐を好みの大きさにヘラなどで切り分け、卵を加え、あとは余熱で火を入れる。
かつおぶしを混ぜ入れたらできあがり。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専門にし、 現地に在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで 触れた各国の食文化と食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思っています。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。