まるでお肉のように食べごたえのあるお麩の炒めもの。あっさりしていますが、コツを押さえて作れば沖縄料理の中でも1、2を争うおいしさだと思います。冷めてもおいしいので、たっぷり作ってお弁当にもぜひ!
◆お麩をかつお出汁の中で戻すことで下味がつくような状態になり、味がぼやけずよりおいしく仕上がります(水けはしっかりしぼってくださいね)。もしだし汁を用意するのが面倒な場合は、卵液の方に顆粒のだしの素などを混ぜ入れてもかまいません。 ◆油をしっかり使って、高温で手早く炒め合わせるのがポイント。
お麩は、手に入れば沖縄のものを。 なければくるま麩など、食べごたえのあるしっかりした食感のものがおいしいです。
お麩は大きければ適当な大きさにちぎり、たっぷりのかつお出汁(または水)にひたして戻しておく。(※写真の大きさで約15分)
お麩が戻ったらしっかり水けをしぼり、小さめに裂く(※あとで大きく膨らみます)。 溶いた卵に塩少々(分量外)を混ぜ入れたものをよくからめて10分おく。
その間に他の具材を準備。 豚肉は大きければ食べやすく切る。 にんじんは薄めの短冊切りに。ニラは食べやすい長さに切る。
深めのフライパンに大さじ1の油を熱して、強火で 2) のお麩を焼く。 全面にしっかり焼き色がついたら一旦取り出す。
同じフライパンに大さじ1の油を足し、豚肉を香ばしく炒める。 塩・こしょう(分量外)を軽く振り、肉の色が変わったらにんじんを加え、さらにもやしも入れて強火で炒める。
ニラを入れてざっと炒め合わせたら、お麩を戻し、A 塩小さじ1/4強、こしょう少々(きつめに)、醤油小さじ1/4で味付けする。
なお沖縄料理では、ふつう「チャンプルー」にはお豆腐が入ります。 このお料理には入っていませんが、一般にはチャンプルーと呼ばれることが多いので、ここでは親しまれている呼び方で「チャンプルー」と表記させていただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!