こんにちは。ちょりママこと西山京子です。
今日は形あるごはんについてのぞいてみましょう。
自分で作る料理より人が作ってくれる料理のほうが美味しい
と感じることは多いかと思います。
毎日作っている方なら余計にそう感じるかもしれない。
「作ってくれたごはんってなんて美味しいんでしょう!」と。
同じレシピであっても、さじ加減、火加減、シチュエーションで変わる料理の味。
食材そのものの違いから始まり、少々、適量の違いであったり、体調で変わることもあります。
同じ料理を毎回同じように作るのがプロかもしれないけど、
料理は作り手だけでなく食べる側によってもおいしさは変わります。
一方だけでは成り立たない奥深さがあるとつくづく思うのです。
形あるもののおいしさってどこから来るんでしょう。
口に入る前の香り、外観。
口に入る瞬間の香り、大きさ、温度、舌触り。
口に中に入ると味に集中します。
味わいの六味は「苦(く)・酸(さん)・甘(かん)・辛(しん)・鹹(かん:塩辛い)・淡(たん)」。
五味は「淡い(素材の持ち味を殺さない薄味にする)」を除いたもの。
味わいを感じたところで一番最後に来るものは、
食材そのものの背景と料理の中に入った思いや温かさ、そして背景だと思うのです。
食べる側ではなく、作り手も同じく。
この料理を食べてくれたときに喜んでもらえるかな。美味しいと思ってもらえるかな。
というエッセンスが加わるから、料理には必ずといっていいほど食材や味だけのおいしさではないのです。
湯気が出てたり、つやがあったり、今にもあふれそうなしずる感に人は「食べたい!」と思い、
綺麗な姿かたちに「美しい!」と見とれてしまったり。
いつもととは違う形の崩れた不格好なものには、人の温かさや思いを強く感じるものです。
娘が包んでくれた餃子は、皮がやぶれてしまったり、中身が出てしまったり、
日頃見ている餃子の形ではないけれど、
娘の上手になりたい意気込み、お手伝いしたいという思い、人に食べてもらいたいという気持ち。
そこに、私情ながら餃子を包めるようになったという情、そして人が作ってくれたごはんを食べられる環境が加わって、
いつもの餃子が何倍にも美味しく感じたごはんでした。
ごはんは形あるもの。
目で見るおいしさ、舌で味わうおいしさ、そして心で感じるおいしさが、
いつものごはんを美味しくしてくれるのだと。
今日のごはんはいつもより美味しくなりそうですね。
4つの「こしょく」とは。
「弧食」「固食」「個食」「小食」
私たちの日々のごはんで気付かぬうちに繋がっている隠れ食育です。
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